現在「+94」から始まる番号で、謎の着信が相次いでいます!
見慣れない番号からの電話なので、おそらく海外からのものだと考えられます。
ただ、知らずにうっかり出てしまった人も、多いのではないでしょうか?
そこで今回は、+94の着信番号がどのような種類の電話で、どのように対処すればいいのかを詳しく見ていきたいと思います!
+94から始まる国際電話はどこ?その他の番号の一覧表も!
+94はスリランカからの発信で『ワン切り詐欺』?
+94はスリランカからの発信となり、「ワン切り詐欺」の可能性が高いです。
したがって、電話には出ないことをおすすめします。
調査によると、夜中の寝ている時間にかかってくることもあるのだとか。
迷惑電話フィルタ関連製品を開発する「トビラシステムズ株式会社」の情報によると、
+94は、国際通話料金の一部が詐欺グループに支払われる「ワン切り詐欺」の可能性があると、明記しています。
ですので、+94から着信があった場合は、そのまま出ずにスルーするのが無難であると言えます。
その他の国際電話番号一覧表
海外からの着信は、頭文字に国番号がつけられてかかってきます。
そのため、どの国からの着信か、一目でわかる仕組みになっています。
調査してみた結果、国際電話番号の一覧表は以下の通り、
国または地域名 | 国番号 | エリア |
---|---|---|
アゼルバイジャン | 994 | ヨーロッパ |
アフガニスタン | 93 | アジア |
アメリカ | 1 | アメリカ |
イギリス | 44 | ヨーロッパ |
グアム | 1-671 | オセアニア |
中国 | 86 | アジア |
香港 | 852 | アジア |
ロシア連邦 | 7 | ヨーロッパ |
参考資料:国番号一覧 |au
警察庁の特殊詐欺の注意喚起を見ると、
引用元:警察庁
+1(中国)や+44(イギリス)からの電話も横行しているようですね。
なかには、悪質な手口を使って高額な料金を請求されるケースがあるので、注意が必要です。
次の章では、そんな“国際ワン切り”詐欺の手口について、詳しくご紹介していきたいと思います!
厚生労働省からの着信はワンクリック詐欺?『国際ワン切り詐欺』の手口を紹介!
厚生労働省からの着信もあるってホント?
テレビ朝日のニュース記事によると、国際電話に出た人の話では、厚生労働省を名乗る着信があるとのこと。
しかも、明らかに怪しい片言の日本語だとか。
引用元:テレ朝news (tv-asahi.co.jp)
「+1」の国際電話はアメリカなのに、なぜか中国系の女性の音声アナウンスが流れたと、取材を受けた人が語っています。
念のために言っておくと、厚生労働省が個人宛てに国際電話をかけることは、まずありえません。
おそらくガイダンスにしたがって番号を押すと、違う局番につながり、通話料金が発生すると考えられます。
では、なぜこうした手口が引き起こされるのでしょうか。
国際電話の手口は特殊詐欺の可能性あり
こうした海外から着信は、国際電話料金を狙った特殊詐欺の手口になります。
『国際ワン切り詐欺』と呼ばれ、主な目的は、相手のデバイスに着信履歴を残すこと。
そして、折り返して通話した時に発生する「通話料」および「接続料」を、日本の電話会社に請求する仕組みになっているわけですね。
参考資料:アセンション島・モーリタニアなど国際ワン切り詐欺の手口(三上洋)
上記の情報によると、詐欺グループが現地の国際電話会社と手を結んでいるケースもあるのだとか。
『国際ワン切り詐欺』の対処法を徹底調査!
調査したところ、『国際ワン切り詐欺』の対処法は以下の通り、
《『国際ワン切り詐欺』の対処法》
- 原則として海外からの見知らぬ電話には出ない
- 絶対にかけ直さない
- 何度もかかってくる場合は、着信拒否をする
- 電話会社や警備会社のシステムを利用する
- 警察に連絡する
①原則として海外からの見知らぬ電話には出ない
国際電話の番号は、アプリで簡単に入手できます。
そのため、国内の詐欺グループが電話をかけているケースもあるのだとか。
実際に、朝日新聞の記事でも、国内の詐欺グループの可能性を指摘しています。
(参考:朝日新聞「2023年10月4日」より)
ですので、海外に知り合いがいないのであれば、基本的に海外からの電話には出ないことをおすすめいたします。
②絶対にかけ直さない
それでも、思わず電話に出てしまったという人もいるかもしれません。
ですが、電話に出ただけでは、通話料は発生しませんので安心してください。
参考:よくあるご質問(FAQ) | ソフトバンク
ただ、電話に出たあと、音声ガイダンスにしたがって、リダイアルをした場合は、通話料がかかる可能性があるため、注意が必要です。
たとえば、今回の記事にある「+94」のスリランカの場合、通話料は、
引用元:NTTドコモ
平日の昼間が148円で、平日の夜間と土日祝が98円と、非常に高額です。
なので、電話に出てしまった場合は、ガイダンスに応答したりせず、速やかに切るのが得策だと言えます。
③何度もかかってくる場合は、着信拒否をする
一度電話に出てしまった場合、相手側に「カモ」と思われ、何度もかかってくる恐れがあります。
迷惑電話ブロックアプリの記事情報によると、
引用元:Whoscallコラム
一度出てしまうと、ターゲットにされる可能性もあるとのこと。
そのため、何度もかかってくる場合は、着信ブロックに登録をするのが良いと言えるでしょう。
④電話会社や警備会社のシステムを利用する
あらかじめセキュリティ設定を行うことで、国際電話の着信を阻止することができます。
ざっと、調べてみると以下のようなサービスを利用することができます。
固定電話の場合 | NTTの「特殊詐欺対策サービス」→NTT東日本のサイトはこちら |
---|---|
スマホの場合 | |
警備会社のシステムなどを利用する場合 |
ご自身の利用環境に合ったサービスで対策してみてはいかがでしょうか?
⑤警察や国民生活センターに連絡する
最終的な手段としては、警察や国民生活センターに相談すると、話を聞いてくれます。
ですので、どうしても心配になった場合は、利用してみるのもひとつの手です。
たとえば、警視庁の「#9110」番号は相談窓口になっています。
また、警察庁の案内によると、固定電話の場合は国際電話からの着信を無償で休止できるサービスもあります。
引用元:警察庁
国民生活センターの窓口はこちら、
引用元:全国の消費生活センター等_国民生活センター
基本的には「188」で繋がるようなので、不安な人は相談してみることをおすすめいたします。
以上、国際電話詐欺に関する紹介と対策をお伝えいたしました!
まとめ
今回は、『+94から始まる国際電話番号はどこ?厚生労働省からの着信や迷惑電話に出てしまった時の対処法!』をお届けしました。
要点をまとめると以下の通り、
- +94はからの「国際ワン切り詐欺」の可能性あり
- なかには「厚生労働省」を名乗る怪しい音声もある
- 原則として見知らぬ国際電話からの着信には出ないこと
- かけ直すと高額な通話料を請求されるおそれあり
- 万一の場合は、警察や消費センターに相談すること
まず大事なのは、万が一、国際電話に出てしまったとしても、対策はあるので、安心してください。
とはいえ、何より大事なのは、知らない電話には、出ない・反応しない・かけ直さないことが一番効果的な対策だと言えるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
他にも、皆様の生活に役立つ情報があれば、随時更新していきたいと思います。
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