『SEKIRO: Shadows Die Twice』は、いまだに世間で死にゲーと言われています。
実際、「ねとらぼ」のアンケート調査では、フロムゲーの中で最も難易度が高い作品ランキングで1位を獲得するほど。
(参考利用:ゲーム ねとらぼリサーチ)
しかし、それは一般的なイメージであり、偏見であると、筆者は断言します!
そこで、今回は、SEKIROが死にゲーではない理由をまとめ、初心者の方でも、楽しくプレイできる方法をお伝えします!
初心者だけでなく、SEKIROを挫折した人も、この機会にぜひ!
SEKIROは死にゲーではない!難しすぎない楽しめる3つの理由
結論を先に言うと、SEKIROはつまらないゲームではありません。
その理由として、SEKIROが死にゲーではない3つの点はこちら。
《SEKIROはつまらなくない!死にゲーではない3つの理由》
- 死のリスクを軽減できるシステムがある(回生・冥助)
- 「レベルアップ」や「武器強化」に頼る必要がない
- 戦闘以外のテクニックで攻略が可能
【理由➀】死のリスクを軽減できるシステムがある(回生・冥助)
SEKIROは、他の類似ゲームに比べて、死亡時のペナルティを軽減できる措置があります。
そのため、たとえ難しくても、他のゲームよりもリトライしやすくなっている点が特徴。
たとえば、「回生(Resurrection)」や「冥助(Unseen Aid)」は、死亡時の救済システムとして、とても便利です。
【回生 かいせい(Resurrection)】
- 敵に倒されても、その場で復活して戦闘を続けられる能力
- ゲーム序盤の特定イベント後に得られる
- 最初は1回しか使えないが、最大2回まで使えるようになる
【冥助 みょうじょ(Unseen Aid)】
- ある一定の確率で死亡時のペナルティが無効化されるシステム
- つまり「所持金の半分」と「スキル経験値の一部」が失われるペナルティを無効化
- 初期の確率は約30%と言われている
- 「竜咳(りゅうがい)」という病気にかかると確率が減少
- 「竜胤の雫(りゅういんのしずく)」というアイテムで治癒できる
上記のような救済措置があるため、「失敗しても大丈夫」という安心感が得られます。
実際、このような救済システムは、他の類似ゲームにはありません。
【SEKIROと他のフロムゲーとの違い】
ソウルシリーズ(Dark Souls、Bloodborneなど)
- 特徴:篝火やランプで復活するが、その場での即時復活はなし
- 違い:死亡時のペナルティが大きく、回復ではなく「リトライ」の感覚
戦闘時の即時復活は、SEKIRO特有のシステムであることがわかります。
以上を踏まえると、たとえ死にゲーと言えど、初心者でも楽しめる設計になっていると言えます。
【理由②】「レベルアップ」や「武器強化」に頼る必要がない
SEKIROは、他のゲームと異なり、レベル上げや武器の強化がありません。
代わりに、攻撃力や体力の強化は、ストーリー進行や特定アイテム(数珠玉、戦いの記憶)によって段階的に行われます。
つまり、レベルや武器に頼らず、プレイヤー自身の理解度や観察力だけで攻略できる設計になっています。
【数珠玉(Prayer Bead)】
- 特定のボスや中ボスを倒すことで入手
- 4つ集めると「念珠」が手に入り、HPと体幹の最大値が上昇
- 全40個の数珠玉がある
【戦いの記憶(Confront Memory)】
- 特定のボスを倒すと手に入るアイテム(全部で14体)
- 鬼仏で使用すると攻め力を1増やせる
- 戦いの記憶が得られるボスは全部で14体 ⇒手に入るボスはこちら
レベルや武器に頼らずに済むと言うことは、詰みゲーになりにくいということ。
誰でもストーリーの進行に合わせて強くなれるし、プレイヤーの操作や選択肢によってゲームが左右されます。
なので、他の類似ゲームより、クリアしやすい設計になっていると言えるでしょう。
【理由③】戦闘以外のテクニックで攻略が可能
SEKIROは、戦闘以外のテクニックで攻略しやすくなります。
たとえば、
~戦闘以外の有効テクニック~
- 義手忍具を活用(手裏剣・爆竹など)
- スキル選択
- ステルスを活かす
が挙げられます。
義手忍具を活用(手裏剣・爆竹など)
[義手忍具(Prosthetic Tools)の特徴]
- 全部で10種類、同時に装備できるは3種類まで
- 形代(鬼仏で買える)を消費することで使用できる
- ボスの特性を観察して忍具を使い分けることで、難易度を大幅に下げることができる
- 爆竹(Shinobi Firecracker)は獣系のボス、手裏剣(Shuriken)は飛び回る敵(首なし獅子猿など)に有効
義手忍具は、特定のボスに応じて選択することで、有利に戦闘を運ぶことができます。
スキル選択
SEKIROのスキルは、プレイスタイルに合わせて自由にカスタマイズできます。
そのため、どのスキルを選択するかで、ゲームの難易度が改善される場合があります。
たとえば、ゲーム序盤で取得可能な「見切り」スキルがあると、相手の突きに◯ボタンで回避することができ、とても便利です。
「見切り」は、ジャストガード機能である「弾き」よりも判定が緩いため、とても重宝します。
このように、ボス戦が難しい場合も、特定のスキルを習得して再挑戦すれば、攻略しやすくなります。
ステルスを活かす
SEKIROは、ステルスを活かすことで、正面から敵と対峙する必要がない場面があります。
これにより、ボス戦で有利に運べる状況を作れたり、体力を削ることなくゲームを進めることができます。
なかでも、特殊アクションである忍さつは、戦闘を運びやすくする上で、かなり便利なシステム。
- 隠密忍さつ:背後や頭上など敵に気づかれずに相手を仕留める
- 忍さつ忍術:序盤に習得する技で、背後から「R1」ボタンで発動
- とどめ忍さつ:特定の敵を倒し切る際に発動させる技
背後からだけでなく、敵の体幹ゲージが最大に貯まった時にも発動することができ、使い方次第で非常に有効な技となります。
ボスの中には、先に「忍さつ」を与えることで、大幅に有利な状況から戦闘を始められる場面もあるほど。
こうしたテクニックの活用で、ゲームの難易度をグッと下げることが可能になります。
以上3つの理由から、SEKIROは、他の死にゲーと呼ばれるゲームに比べて、親切な側面があることがわかります。
ただ単に難しすぎる死にゲーと思い込んでいては、非常にもったいないゲームなのです。
SEKIROの難しい要素を解消!オススメの攻略ポイント
それでは、SEKIROをプレイするにあたって、ここだけは押さえておきたいポイントをご紹介いたします。
このポイントさえ理解していれば、難しさが軽減され、楽しく進められるでしょう。
攻略ポイントは、大きく分けると、3つの点が挙げられます。
《SEKIROのオススメ攻略ポイント3点》
- 体幹ゲージと弾きを理解する
- ボスの特性を理解する
- 死を恐れない心構えをもつ
【攻略ポイント➀】体幹ゲージと弾きを理解する
SEKIROはただ相手にダメージを与えるだけでなく、敵の体幹ゲージを削り、体幹が崩れた状態で「忍殺」を決めるのが基本戦略。
体幹ゲージとは、耐久性を示す数値で、いっぱいになると相手に大きなダメージを与えられるシステムです。
体幹ゲージは、敵だけでなく、プレイヤー側にも存在し、防御されたりや攻撃を受けると溜っていきます。
その際に重要になるのが、「弾き」(ジャストパリィ)。
弾いた後は、相手に体幹ダメージを与えることが可能となります。
コツは攻撃を受ける直前にボタンを押すこと。
この弾きを駆使して、相手の体幹を崩していき、攻撃をしかけるのが、ポイントです。
最初は少し難しいと感じるかもしれませんが、タイミングを合わせるだけなので、すぐに上達しますよ。
【攻略ポイント②】ボスの特性を理解する
また、SEKIROはボスが強すぎるという意見があります。
ですが、敵やボスの攻撃には、すべて決まったパターンがあるため、そのパターンを理解するのが、攻略のポイント。
具体的に言うと、敵やボスの強攻撃や特殊攻撃(突き、薙ぎ払い、掴み)には、前兆モーションがあります。
その動きを見極めると、ちゃんと倒せる仕組みになっているので、敵の動きを観察することが大事になります。
また、攻撃を受けやすいアイテムも知っておくと、有利に戦闘を運ぶことができます。
【ボスの倒し方の一例】
- 赤鬼
最初は背後から奇襲をかけ忍殺を決める
火吹き筒で火炎ダメージを与え、怯ませて攻撃 - 葦名弦一郎
第一段階は、1ゲージ目は突きを見切り、2ゲージ目は火吹き筒で追撃
第二段階は、雷返しを使ってカウンターを狙う - 獅子猿
第一形態では、動きがすばやいため、接近に成功したら側面や背面に回ってダメージを与える
第二形態は、振り降ろし攻撃を弾ければ体勢を崩し、ダメージを与えることができる
初見では倒せない敵も、攻撃を観察して対処法を学べば、同じ装備やスキルのまま攻略できるようになりますよ!
【攻略ポイント③】死を恐れない心構えをもつ
最後に大事なのは、このゲームは失敗から学ぶことが前提ということ。
つまり、キャラクターの成長だけでなく、プレイヤー自身の成長も感じられるのがSEKIROの良さなのです。
1度も失敗することなくSEKIROをクリアできた人は、おそらくいないはず。
なので、1度失敗しても、敵のパターンを観察して、少しずつ学習しクリアしていくことが肝心です。
最初は厳しいと感じられる戦いでも、乗り越えた先にある開放感は、他のゲームに代えがたいものがあります。
なので、決してあきらめず、プレイしてほしいと筆者は思います。
SEKIROは死にゲーではない!実際に体験した人の口コミ・評価レビュー
それでは、実際にSEKIROのゲームをプレイした人の正直な感想を見てみたいと思います。
なんかフロムの死にゲーのなかではSEKIROが一番難しいってよく言われてるけどエルデンリングの方が普通に難しいと思うわ。俺SEKIROで2時間ぶっ続けで死に事ないもん。
— 横須賀凛/【GAME&LIFE】 (@RinYokosuka) September 3, 2024
エルデンリングの方がよっぽど難しいとの意見があります。
確かに、エルデンリングの方が死んでしまう確率が高いような気がしますね。
ダクソ3は、死にゲーのお手本ってイメージがあります。そりゃ本家だからそうなんですけど😓
難しすぎず、複雑すぎず、ボスが歯応えあるけど理不尽じゃない…みたいな
SEKIROとダクソ3は、私的うんこボスがいないですね💩 #DARKSOULS3— とんとこ (@tontokogamer) October 19, 2024
「難しすぎず、複雑すぎず、ボスが歯応えあるけど理不尽じゃない」との意見も。
ただただ難しいゲームなのではなくて、攻略できるポイントが用意されているのがSEKIROだと言えます。
現在SEKIROプレイ中ですが、確かに難しいけどそれ以上に面白さが溢れていて、難しいことを理由に遊ばないのはとてももったいないと思いました
あと私もエルデンリングのあとこのゲームで死にゲー二作目ですが慣れはいりますが決してクリアできない難易度でもないと思います
ぜひ挑戦してみてくださいね— 春荒風 (@haruarakaze) September 5, 2024
難しいけどそれ以上に面白さに溢れている、との意見もあります。
やはり、何と言ってもSEKIROの一番の魅力は、面白さでしょう!
それは、今でもXで、SEKIROプレイヤーの投稿が絶えないことからも、伺い知ることができます。
あなたもぜひ、SEKIROプレイヤーになってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、SEKIROがSEKIROが死にゲーではない理由を中心に、攻略ポイントをご紹介いたしました。
【理由➀】死のリスクを軽減できるシステムがある(回生・冥助)
【理由②】「レベルアップ」や「武器強化」に頼る必要がない
【理由③】戦闘以外のテクニックで攻略が可能
【攻略ポイント➀】体幹ゲージと弾き理解する
【攻略ポイント②】ボスの特性を理解する
【攻略ポイント③】死を恐れない心構えをもつ
確かに、SEKIROが難しいと言われるのは事実です。
ですが、ペナルティを軽減できる救済措置や攻略ポイントがある点を考えると、一概に死にゲーとは言えない側面もあります。
また、難しいゲームだからと言って、つまらないゲームであるとも限りません。
なので、偏見に囚われず、まずゲームをプレイしてほしいなと、筆者は思います。
個人的には、SEKIROは、主人公だけでなく、プレイヤー自身も成長できる神ゲー。
この記事により、ひとりでも多くのSEKIROプレイヤーが増えたらいいなと思います。
ありがとうございました!
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