Luupとは、電動キックボードや電動自転車のシェアリングサービス。
観光地や大きな都市で、エメラルドグリーンの駐輪場を目にされた方もいるのではないでしょうか。
駅前とかファミリーマートでよく見るけど、どうやって利用するんだろうっていつも不思議に思ってたわ
あまり評判は良くないけど、使い方によってはめちゃくちゃ便利になるんだよ
では、なぜLuupはネガティブなイメージが強いのでしょう?
今回の記事では、Luupがやばいと言われる理由だけでなく、その魅力についても、詳しく紹介できたらと思います。
Luupの理解を深めることで、今後利用するかどうかの参考にしていただけると、幸いです。
LUUPはなぜ怪しい?やばい&ひどいと言われる5つの問題点
筆者の個人的な意見では、Luupが怪しく見られる理由として、マイナスイメージが強いためと考えられます。
つまり、世間的にあまり良いイメージとして浸透していない点が大きいです。
そこで、どんなマイナスイメージが持たれているのか、具体的に見ていきたいと思います。
【LUUPがやばい・ひどいと言われる5つの問題点】
【やばい問題点➀】乗ると怖いし危険性がある
LUUP使ってみようかと思ったけど普通に怖いから大人しくタクシー拾って帰る
— ゆっけ。@夕方喜助 (@Yukke_Ultra) December 27, 2024
利用者として、Luupに乗るのが怖いというイメージを持つ人が多いと考えられます。
その理由として、キックボードにせよ自転車にせよ、原則的に車道を走る必要があるから。
(参考:走れる場所・走ってはいけない場所)
実際に、「au損保」が実施したアンケート調査で、自転車利用者に車道を走ることを危ないと思うかどうか尋ねたところ、
- 危ないと思う:61.1%
- やや危ないと思う:34.1%
- あまり危ないと思わない:3.0%
- 危ないと思わない:1.8%
引用元:au損害保険株式会社
危ないと思う人が95.2%にものぼることがわかります。
また、キックボードに関しても、「段差が怖い」「人と接触しそうになる」等の理由で、6割以上が危険性を感じるとの調査結果があります。
(参考:弁護士ドットコム株式会社のプレスリリース)
海外の道路環境と比べて、日本の車道は狭く、専用通路の整備された場所が少ないため、走行に不安や恐怖を感じる人が多いといえます。
このような危険性が、LUUPのマイナスイメージに影響を与えるやばい問題となっていると考えられます。
【やばい問題点②】逆走などの迷惑行為がうざい
朝から緑のキックボードによる車道逆走から横断歩道走行が
— MASA (@MASA49893215) December 28, 2024
すれ違いだったからただ迷惑
"うわぁ・・・"って思わず言ったらすごい顔で睨まれた
休み入るからこれまで以上にヤバそうなやつが増えるんだろうな#luup#電動キックボード#春日通り#台東区
Luup運転者の迷惑行為の目立つ点が、不快感などのマイナスイメージを喚起していると考えられます。
特に電動キックボードに関しては、マナーの悪い動画がSNSでも非常に多く挙げられています。
実際に、東京都都市整備局のネットアンケートで、電動キックボードに関連して危険を感じたことを尋ねた結果、
- 公道上で危険な行為をしているところを見た:38.0%
- 歩行中に接触した&されそうになった:14.2%
- 自動車や自転車を運転中に接触した&されそうになった:12.4%
引用元:東京都都市整備局「電動キックボードに関するインターネットアンケート(P19)」より
上記のように、危険行為をする利用者が4割近くも目撃されています。
さらには、損保ジャパンの調査によると、電動キックボードの利用者の約45%は「運転ルールがわからない」と答えている点も気になります。
(引用元:損害保険ジャパン「電動キックボードに関する意識調査」P5・Q7より)
電動キックボードは2023年7月から「特定小型原動機付自転車」として独自ルールが制定されたのよね
(参考:政府広報オンライン)
Luup利用時には「交通ルールテスト」を受ける必要があるんだけど、必ずしもルールを守っているとも限らないし…。
(参考:LUUP(ループ) | 交通ルールの啓発)
キックボードは、どうしても乗り物よりも玩具のようなイメージがあり、軽視されているのではないでしょうか。
こうした背景から、ルールを無視した迷惑行為が、Luupがひどいと言われる印象を強くしているといえます。
【やばい問題点③】ひき逃げされても警察の捜査が打ち切られる
例のLUUPの件まとめ。
— MUCOM™ (@mucom88) December 16, 2024
警察から連絡来ましたけど、要約すると「諦めろ」な感じでした。
私も大したダメージではなかったと思って通報するのがちょっと遅かったしね。
件数多過ぎてこの程度じゃ本気で動いてられないだろうなと理解。
みなさんも気をつけましょう。
Luupの違反行為に対して、警察が消極的態度である見方が強いのも、やばい問題に挙げられます。
実際に口コミでは、Luupの被害者が警察に通報して、泣き寝入りになった事例が少なくありません。
(参考:「@AsukaPua」や「@UltramanOrtho」さんのXの投稿より)
警察がLuupに甘い要因として、Luupが警視総監や政治家と癒着している疑惑が大きく影響していると考えられるでしょう。
事実、株式会社Luupの経営体制を見ると、監査役に元警視総監がいるなど、就任時には「天下り」と週刊誌に非難を浴びていました。
(参考:文春オンライン)
また、キックボードの規制を緩和する道交法の改正が異例の速さで行われたのは、「MaaS議員連盟マイクロモビリティPT」という国会議員だと言われています。
(参考:自由民主党MaaS議員連盟マイクロモビリティPTの 「電動キックボードの普及に向けた規制緩和等に関する提言(案)」についてのマイクロモビリティ推進協議会からのコメント)
上記の公的機関との癒着関係の疑惑が、筆者をはじめ一般市民の目から見ると、異常に見えるのは言うまでもありません。
Luupにひき逃げされても警察の捜査が打ち切られるという見方が強いのは、そんな感覚から生まれたのではないでしょうか。
【やばい問題点④】社長の発言で炎上している
LUUPの社長様が「マナー違反・交通違反は利用者の一部にすぎない(からゴチャゴチャ言うな)」と仰っているけど、こういうのは「危険行為をする者がいるか・いないか」であり、いるなら割合ではなく「絶対数」が問題で、尚且つ「LUUPとして実効性のある対策をしていない」のが大問題だと思うんですよ
— 竹村京 (@kyou_takemura) December 12, 2024
Luupの社長の発言で、やばい&怪しいといった見方が加速したといえます。
きっかけは、共同通信社に対して行った2024年12月3日のインタビューです。
Luupの岡井大輝社長は、電動キックボードの違反者数の高止まりに対して、「一部の利用者が何度も違反を繰り返しており撲滅できる」と発言。
(参考:時事ドットコム)
この発言がSNS上で炎上し、「一部の利用者ではない」「実態を理解していない」といった批判の声が噴出しました。
実際に、この批判の声を確かめるために、都内のタクシー運転手に取材した記事があるほど。
なので、Luup社長の発言は、世間の多くの人が電動キックボードに対して、今まで以上に不信感を抱く結果になったと考えられます。
もう少し世間的に配慮した発言にした方が良かったのではないかと筆者も思いました。
【やばい問題点⑤】ポート設置場所に苦情が来ている
Luupあれ、水道局用の蓋上に設置場所置いてる事例あって信用してない
— go_ya@CAFFEE (@go_ya_midori) December 20, 2024
Luupのポート設置場所について、批判的な意見が多く見られます。
Luupのポート設置は、空きスペースを有効活用できるものとして推進されているものの、法令違反が目につくのは気になるところですよね。
実際に、女性自身の記事にも、積載禁止の水道メーターの上にポートを設置するなど、モラルを問われる事例が問題視されています。
(参考:女性自身)
水道局側は「適切に対応いたします」って言ってるみたいだけど、個別に対応できるのかな
水道局の例だけじゃなく、消防法違反とか、いろんな事例が起こってるしね・・・
ポート設置の申請には、認可が必要だと考えられますが、なぜ認可が通ってしまうのか、その辺をクリアにしてほしいと筆者は思います。
この不透明さが、ネガティブなイメージに拍車をかけている要因であることは、間違いないでしょう。
LUUPは便利だし使える!良いと思えるメリット3選
とはいえ、Luupは使い方によって、非常に便利なモビリティとなります。
そのためにも、利用者がルールを理解し、正しい使い方をする必要が大前提です。
では、Luupにはどんなメリットがあるのか、以下にまとめてみました。
【LUUPが良いと思えるメリット3選】
以下で口コミも含めてご紹介していきます。
【メリット➀】電車より使い勝手が良い
久々にLUUP使ったんだけど。
— 雪だるま@りんぱな推し (@dekiyatu333) December 15, 2024
やっぱり遅延してたり運転見合わせの時は使いやすいと再実感。
都内とかだとやっぱり電車のほうが安いからLUUP使うなら場面次第だなぁと思ったり。
(日本も乗り捨てできる仕様にして欲しいけど歩道狭い)
実際京都とかは地下鉄乗り換えよりLUUP使う方が楽だったりする
状況によっては、Luupは使い勝手が良く、便利になります。
たとえば、交通渋滞や電車遅延に影響されずに、利用することができます。
実際に、東洋経済の記事によると、渋谷周辺で利用する場合、電車で15分かかるところでも10分で行けるなど、利便性の高さを評価しています。
(引用元:東洋経済オンライン)
また、京都に関しても、Luupで移動しやすい点をメリットと挙げる記事があります。
京都では「関西おでかけ納税®」と称して、お得な乗車クーポンを利用できるのも嬉しいですね。
(引用元:京都市の「関西おでかけ納税®」返礼品に「LUUP」の乗車クーポンコードが登場より)
以上を踏まえると、Luupは電車よりも使い勝手が良い場面が多くあることがわかります。
状況次第で、利便性の高いツールになるといえるでしょう。
【メリット②】旅行先にあればかなり便利
LUUP初めて使ったけど、旅行先やとめちゃくちゃ便利やね( ˙꒳˙ )
— 仁@光の戦士 (@zinsama0802) December 29, 2024
Luupは旅先でのちょっとした移動に最適です。
具体的には、旅先で移動手段が徒歩しかない場合、Luupがあることで、移動がスムーズ、かつ、広範囲での使用が可能になります。
公式サイトで、Luupの設置場所を見てみると、
上記の都市で、利用することができます。
都市のホテルで利用できる場合もあり、宿泊先からそのままLuupを活用できたりもします。
(参考:モビリティサービスLUUPのご案内 | 東京ベイ潮見プリンスホテル)
なので、もし上記都市に旅行に行った際は、移動の手段として利用するのがベスト。
快適になるばかりでなく、効率的な移動ができるため、非常に便利だといえるのではないでしょうか。
こうした点は、Luupを利用する上で、大きなメリットになります。
【メリット③】電動アシスト自転車は快適
Luupの電動キックボードで移動中、バッテリー切れかけたので電動アシスト自転車🚲⚡の方に乗り換えたら10倍くらい快適で笑ってしまった
— Kosuke Miyata 📖『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』増刷✌ (@kosukemiyata) December 7, 2024
キックボードは段差や、直角に曲がれないなどで、安全性に不安がありますが、自転車であれば快適。
電動アシスト機能がついているので、快適に走行でき、移動範囲が広がります。
実際に、経済産業省の「電動アシスト自転車の活用可能性と効果」から、電動アシスト自転車の利点をまとめてみると、
[電動アシスト自転車の利点]
- 移動距離の拡大:疲労が少ないために5km⇒8kmに伸びると試算
- ふらつきが少ない:初動や坂道時に力がなくても安定して走行可
- 高齢者等の足の確保:体力的、あるいは身体的に弱い人が無理なく利用可能
- 多様な目的に汎用:荷物を運ぶ際や観光を容易にする
参考元:経済産業省資料「電動アシスト自転車の活用可能性と効果」より
上記のような利点があることがわかります。
キックボードはイメージは悪いですが、自転車であれば、街中の自転車走行と同じように安全に走行しやすいです。
従って、Luupの電動自転車は、上記の利点を有効に活用できるのではないかと考えられます。
正しく利用することが大前提ですが、移動をサポートする手段として、かなり優秀なのではないでしょうか。
Luupの利用手順と料金について
では、Luupは実際にどのように利用すれば良いのでしょうか。
ここでは、手順をわかりやすくご説明したいと思います。
Luupの利用手順
アプリ内のマップから利用する場所を探します。
緑の印をタップすると選択することができます。
電動キックボードが電動アシスト自転車、どちらを使用するか選択します。
表示画面では、電動キックボードと電動アシスト自転車が何台あるか表示されます。
次に返却場所をマップの中から選びます。
場所を設定したら、実際に車両のあるポートに向かいます。
車両には、下の画像のようにQRコードが添付されています。
アプリで読み込んだら、利用開始となります。
返却場所に着いたら、ポートの枠内にきっちりと収める。
ちゃんと枠内に収めないと、支払いが終了したことにならない場合があるため、注意が必要です。
アプリを起動し、「ライド終了」をタップ。
最後に、しっかり枠内に収めた車両の写真を送信すれば、支払い処理が行われます。
処理には1分程度かかり、処理の間アプリを起動させたままにしておく必要があります。
支払いが完了すれば、料金が表示されるため、一連の利用は終了となります。
Luupの利用料金は高い?
Luupの料金が高いかどうかは、利用する時間によります。
つまり、長く乗れば乗るだけ、料金が高くなっていきます。
Luupの利用料金は、ライド基本料金:50円+時間料金:1分あたり15円(税込)となります。
また、場所によっては、3時間・12時間乗り放題パスも利用することが可能です。
上記のパスはアマゾンや、セブンイレブンのスマホプリぺイドなどで購入することができます。
さらに、初回利用者には、30分間無料のクーポンが発行されていたりする場合があります(期間限定)。
(参考: Luup(ループ)公式より)
ユーザーの目的に合わせて、お得に利用できるプランが用意されているといえます。
Luupに関するQ&A
まとめ
今回はLUUPに関するひどい問題点と良いメリットについてご紹介しました。
- 乗ると怖いし危険性がある
- 逆走などの迷惑行為がうざい
- ひき逃げされても警察の捜査が打ち切られる
- 社長の発言で炎上している
- ポート設置場所に苦情が来ている
- 電車より使い勝手が良い
- 旅行先にあればかなり便利
- 電動アシスト自転車は快適
やばい・ひどいと言われる問題があることは事実です。
主な要因として、ルールを守らない人が多いせいで、マイナスイメージが拡大している点が大きいといえます。
ですが、正しい使い方で利用すれば、とても便利で快適な乗りものになることは間違いありません。
なので、ルールや法律をしっかり理解し、守ることが一番大事だといえるでしょう。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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