2024年4月13日から放送開始のアニメ『怪獣8号』!
原作は、累計1,300万部超えの大人気コミックであり、今回満を持しての映像化となります。
ただし、アニメ化に関しては、放送決定の発表直後から、賛否両論の声が挙がっていました。
筆者としては、本当にひどいのか気になるところ。
そこで本記事では、ひどいと言われる理由を視聴者の口コミなどから検証していきたいと思います!
これを読めば、あなたの疑問も、きっと解消されるはず!
『怪獣8号』に関する基本情報
出典:怪獣8号|アニメ公式サイト
原 作 |
放送日 |
放送局 |
怪獣デザイン&ワークス |
アニメーション制作 |
キャスト |
公式サイト |
SNS |
[あらすじ]
舞台は、「日本防衛隊」により怪獣から守られる日本。
入隊を挫折した日比野カフカは、怪獣の死体解体業者・モンスタースイーパーとして鬱々とした日常を送っていた。
防衛隊の年齢制限引き上げで、再び夢を追いかける彼に、謎の生命体が襲い掛かり彼自身が怪獣に。
それ以来、彼は怪獣8号と呼ばれるようになった…。
制作陣は怪獣デザインに『ヱヴァンゲリヲン』のスタジオカラー。
アニメ制作は『攻殻機動隊』をはじめ、最近では『ハイキュー』でおなじみのプロダクションI.G。
『怪獣8号』のアニメがひどいと言われる5つの理由
ではいったい、『怪獣8号』は、どういった点でひどいと言われているのでしょうか。
口コミを元に、実際のところはどうなのか検証していきたいと思います!
【理由その①】アニメのキャラクターデザインがひどい!
怪獣8号キャラデザひどいな
— shota (@KANABUNN718) August 9, 2023
原作の魅力は、なんといっても、主人公を含めたスタイリッシュで奥深いキャラクター。
ですが、アニメ化決定によりキャラのキービジュアルが発表された途端、「全然ちがう!」との声が急増!
実際の比較画像はこちら、
出典:「少年ジャンプ+」と「アニメ公式サイト」
確かにちょっと雰囲気が違いますね…。
とはいえ、作画崩壊レベルかと言うと、そこまで酷くはない気がします。
たとえば、「四ノ宮キコル」を見ると、
出典:「少年ジャンプ+」と「アニメ公式サイト」
雰囲気は異なるものの、違和感ない、むしろカッコイイ作画になっています。
なにより、今回のキャラデザの総作画監督は、西尾鉄也さん。
西尾さんは、沖浦啓之さん、黄瀬和哉さんとともにProduction I.Gの作画三大神と呼ばれているほど。
西尾さんの代表作は、なんと言っても彼がキャラデザを担当した「NARUTO-ナルト-」、
『怪獣8号』も、静止画ではなく、アニメーションならではの動きに重点を置いた作画になっています。
したがって、評価するなら、原作コミックでは味わえない、アニメーション部分を評価すべきかもしれませんね。
【理由その②】原作がだんだんつまらなくなるからひどい!
怪獣8号、原作既読勢がみんな「最初辺りは面白かったよね。最初は」「あの頃は面白かったよね」「アニメ化範囲ならギリギリ視聴者を騙せるだろう」と口を揃えて言ってて色々察してしまう
— トルーパー(ブタゴリラ) (@trooperASW) April 13, 2024
原作が巻数を重ねるにつれ、つまらなくなるといった声が非常に多かったです。
なかには、原作の失速がわかっているから、アニメも最初から見ないといった人も。
筆者の調べた限り、原作がつまらなくなった要因として、考えられるのは、
[原作がつまらなくなった要因]
- 怪獣対防衛隊の構図しかないので、展開が退屈になってくる
- 4巻で主人公の正体が早くもバレてしまう
- そもそも怪獣がなぜ現れたのかよくわからない
上記のような要因が考えられます。
とはいえ、原作を今でも面白いといった人の声も、非常に多くあります。
怪獣8号の原作つまらないって書いてる人いるみたいだけど、自分は結構面白いと思ってるよ
怪獣解体の仕事の設定をもっと活かしてほしいとは思うけど
— ねこらた (@necorata) April 21, 2024
従って、本当に面白いかどうかは、その人の好みによって大いに左右されることがわかります。
なので、実際に原作に触れてみて、自分に合うかどうか確かめてみるのが、一番確実ですね。
【理由その③】どこかで見たようなパクリ感がひどい!
アニメ『怪獣8号』1話をTverで観たら、街で怪獣を倒してそこらが内臓まみれになるシーンが『チェンソーマン』みたいで、カフカとミナの子どもの頃の回想シーンが『宇宙兄弟』のムッタとヒビトの回想シーンみたいで、最後に病院でカフカが怪獣になった姿が『オーバーロード』のアインズ様みたいだった。
— きっこ (@kikko_no_blog) April 15, 2024
怪獣8号は、展開やシーンが他のアニメに似ているといった声が挙がっています。
上記のXの投稿以外のアニメや漫画で、パクリ疑惑が出ているのは、
- エヴァンゲリオン
- 進撃の巨人
- 寄生獣
といった、意見がありました。
ですが、パクリというよりも、原作リスペクトと捉えた方が良い場合もあります。
実際、作者である松本直也のインタビューでは、
「(エヴァンゲリオンは)放送時に主人公たちと世代が同じだったこともあり、多大な影響を受けました」と答えています。
そして、アニメ版の怪獣デザインを手がけるのは、エヴァ制作でおなじみのスタジオカラー。
もし、パクリであれば、スタジオカラーが制作に携わることはないはず。
作者のエヴァ愛が好意的に受け入れられている証拠と言えるのではないでしょうか。
【理由その④】アニメで使用される楽曲がひどい!
怪獣8号、原作がああなって久しいのでアニメ見てもイマイチ盛り上がれないのが残念。
あと印象に残る音楽がない。
カフカの声も、もっと泥臭いおっさんの野太さが欲しかったなとか。若々しくてカッコいいんだよな普通に。— るるん。 (@rurun01) April 21, 2024
アニメ版のオープニング・エンディング音楽に関する、否定的な意見が多く見られます。
考えられる要因は、OP・EDテーマを、日本で馴染みの少ない海外アーティストが手掛けている点が大きいと言えます。
今回のアニメ版に使用される楽曲は、
オープニングテーマ曲 | 『Abyss』by YUNGBLUD(ヤングブラッド) |
---|---|
エンディングテーマ曲 | 『Nobody 』by OneRepublic(ワンリパブリック) |
劇中歌 | 『Kaiju Rock』by 坂東祐大 |
とはいえ、今回使用される楽曲は、すべて「怪獣8号」のために書き下ろされたオリジナル曲。
つまり、過去曲をアニメイメージとして使用するのではなく、アニメに合うように制作されたものとなります。
そのため、アニメの世界観にとてもマッチした楽曲になっていると言えます。
以上を踏まえると、アニメで使用される楽曲はひどいと、一概には言えないのではないか、と筆者は思います。
【理由その⑤】生成AIの技術で制作されているからひどい!
狼と香辛料、現状の生成AIと呼ばれてる技術使ってるのか……って思って落ち込んでたら怪獣8号もかよ……現状の生成AIと呼ばれてる技術を使われるともう見れないしグッズも買えないからやめてほしい……権利侵害やプライバシー侵害へのリテラシーの低さを金を払うユーザーにも押し付ける行為なので……
— 蛇🐍ライト (@rinshow906) April 16, 2024
生成AI疑惑は、海外勢の指摘から話題となり、炎上案件となったようです。
批判の対象となった画像はこちら、
引用元:UNIVERSAL MUSIC JAPAN
上記画像は、ワンリパブリックのEDテーマのジャケット画像になります。
ただ、AI生成疑惑が浮上しているのは、このジャケットイラストであり、アニメ本編ではありません。
しかも、海外アーティストのジャケットであり、アニメ制作サイドは関与していない可能性が高いと言えます。
もちろん、EDテーマも、アニメ作品の一部であり、隅々まで配慮する必要があるのは当然です。
ですが、ジャケットのイラスト一枚だけで、「怪獣8号」のアニメ全体を批判するのは、やはり公平でないような気がします。
AI生成に関しては、今後もさまざまなアニメで議論を呼ぶ問題であると言えます。
『怪獣8号』アニメの面白かった口コミのご紹介!
ここまで、怪獣8号のひどい理由を取り上げてきました。
ですが、口コミやレビューを見ていると、必ずしも悪い意見ばかりではありません。
そこで、ここからは、良い口コミや感想について、取り上げてみたいと思います。
悪い口コミに関しては、その次にご紹介したいと思います。→ 悪い口コミはこちら
【良い口コミ①】原作にない追加シーンがある!
今日もまた『怪獣8号』第1話を観てしまった。原作が端折ってるシーン、描写を追加&高密度な背景美術で世界観を補足。アクションを追加して見せ場を増やしつつも余計なことはしない。漫画原作アニメの理想型を見ている気がする第1話。素晴らしい。
— コンバットREC (@combat_rec) April 16, 2024
怪獣8号では、アニメオリジナルシーンの追加があり、世界観の構築に成功しています。
たとえば、亜白ミナによる怪獣討伐シーンでは、原作にはない防衛隊出撃シーンや戦闘シーンが追加されています。
このように、原作では描き切れなかった箇所を、追加・補強することで、よりリアリティある作品に仕上がっていると言えます。
【良い口コミ②】アクションがとにかくカッコイイ!
ーワンパンマンだと答えてきました。
さらに怪獣8号はそこを意識していると思います。
多角的なカメラ配置にすると実は読みにくくなることが多いのですが全くそれを感じさせません。
小さな画面でも目が滑らずにアクションを追えるというのは凄い技術なのです。
そのキモはー— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 14, 2021
上記Xアカウントは、なんと「はじめの一歩」の森川ジョージ先生です。
プロの漫画家も、アクションシーンを絶賛していることがわかります。
おそらく、これは西尾鉄也さんをはじめとする制作陣によるところが大きいと言えます。
コミックにはない、動きのある絵が見られるのは、アニメ版の醍醐味と言えるでしょう。
【良い口コミ③】実力派ぞろいの製作会社が素晴らしい!
怪獣8号アニメやっとみたけど、さすがスタジオカラーなだけあって怪獣の感じめちゃくちゃいいな
エヴァみあるし、作画も良き— やわだ⊿ (@yawada123) April 17, 2024
怪獣8号の制作陣に対する評価が、軒並み高かったです。
出典:YouTube動画「『怪獣8号』メインPV第2弾」より
グロい描写が随所に見られるものの、見ごたえのあるシーンの連続に、圧倒されっぱなし。
作画は綺麗で、なおかつアングルやカメラワークも斬新だから、今のところ飽きるところがありません。
今後の展開が楽しみになる演出が満載だと言えるでしょう。
『怪獣8号』アニメの悪い口コミのご紹介!
それでは、次に怪獣8号の悪い口コミを見ていきたいと思います。
【悪い口コミ①】展開や物語が王道でありきたり
「怪獣8号って正直面白くないですよね?
展開が速すぎるし(主人公の正体がバレる)、
物語が王道は王道でもなんとなく薄っぺらいペラペラな感じがします。
私が好きな漫画ヒロアカなんですけど、ヒロアカに比べてちょっと面白くないっていうか。
昔の漫画の方が面白かったかもなって」
引用元:Yahoo!知恵袋
設定にインパクトがありつつも、強い敵に対して、さらに強い力で圧倒するといった展開は、ある意味、スタンダードだと言えます。
そのスタンダートさを、少年漫画の王道と捉えるか、ありきたりと捉えるかは、賛否がわかれるところですよね。
勝負なのは、物語が長期化するにつれて、どういう進展になるかということ。
アニメも人気によっては、第二期放送もあり得るので、今後の動きに期待大ですね!
【悪い口コミ②】洋楽の違和感がすごく、日本のアニメっぽくない
「怪獣8号のアニメのオープエンド洋楽らしいんですけど、違和感すごくないですか?
日本の国の物語なのに進撃とかならまだ違和感ないですが、
怪獣8号の主題歌外人は合わない気がします。
人気のグループが歌いますが、まあK-POPよりはマシですかね」
引用元: Yahoo!知恵袋
アニメにとって、主題歌などの楽曲は、本編と同じくらい重要度を持ちます。
そこで全編英語の曲が使用されると、感情移入しにくいといった人が多いようですね。
とはいえ、今までも洋楽がOPやEDで使用されたアニメはたくさんあります。
したがって、洋楽を使用しても、必ずしも違和感を感じるというわけではなさそうです。
これは、もはや「慣れ」の問題かも…。
【悪い口コミ③】アニメよりも原作の方が面白い
アニメ怪獣8号見た。原作の絵がめちゃめちゃ上手なので、漫画のほうがスピード感とか迫力と凄いなと思っちゃったんだけど。どうなんかねー。
— ミーコ・ヒッキーノ (@usagi_no_bike) April 16, 2024
原作アニメの宿命として、何かにつけ、原作と比較される点が挙げられます。
ですが、原作とアニメにも、それぞれの特色が良さがあるため、一概にどちらが良いと言えないと、筆者は思います。
たとえば、漫画作品は、一枚の絵で見せる作品であるため、線の描き方やバリエーションで、キャラを引き立てます。
出典:少年ジャンプ+
一方、アニメの方は「動き」でキャラを引き立てるため、余計な線を極力少なくして描く枚数を重ねていきます。
出典:「『怪獣8号』日比野カフカ熱血次回予告!」より
ただ、アニメはその分生き生きとしたキャラクターの動きを見ることができます。
なので、どっちが良い悪いと決めることは難しいのではないかと思います。
それぞれの良さがあっていいのではないでしょうか。
『怪獣8号』のアニメに関する3つの疑問
ここでは、「怪獣8号」に寄せられた質問にお答えしてみたいと思います。
アニメは原作の何話まで放送されるの?
調査の結果、多くの予想では、アニメ版は原作の第5巻38話まで放送されるとの見方が強いです。
つまり、主人公の日比野カフカが防衛隊に捉えられ、四ノ宮長官による処分を受ける展開のところですね。
ちなみに、原作は第12巻(2024年4月時点)まで発売しています。
コミックは打ち切りの可能性があるって本当?
『怪獣8号』の打ち切りの事実は、今のところありません。
なので、この噂は正しくないと言えます。
おそらく、作者の過去作「ねこわっぱ」が13話で打ち切りになっているため、このイメージによるものと考えられます。
出典:ねこわっぱ! 1/松本直也 | 集英社
ですが、過去作は、今回の怪獣8号テイストも異なるため、過去作で現在の打ち切りを考えることはできないはず。
したがって、打ち切りの可能性はありません。
アニメ版の第2期の予定はいつ?
現時点では、第2期の予定は、今のところ未定です。
ただ、今後の人気によっては、続編制作も可能性として十分にありえます。
ですから、皆さんで楽しみに期待しておきましょう!
まとめ
今回は、『怪獣8号のアニメはひどい・つまらないと言われる5つの理由』をお送りいたしました。
- アニメのキャラクターデザインがひどい!
- 原作がだんだんつまらなくなるからひどい!
- どこかで見たようなパクリ感がひどい!
- アニメで使用される楽曲がひどい!
- 生成AIの技術で制作されているからひどい!
たしかに、口コミを見ると、ひどいと言われる意見がいくつか見られました。
原作の物語に関して、失速気味になるとの感想が多いため、アニメ化も同じ道を辿るといった見方をする人が多いです。
ただ、制作陣の豪華さも相まって、アニメ版は非常に魅力ある作品に仕上がっていると言えます。
特に劇中歌とアクションシーンとのタイミングが絶妙で、一気に作品世界に引き込む力があると思いました。
なので、原作は原作、アニメはアニメと別に考えて、楽しめばよいのではないでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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