2024年11月14日(木)に発売した『ドラクエ3 HD-2D版』‼
制作延期を経て、ようやく発売日が決まり、ファンにとっては待望のリメイク版となります。
ですが、実際に公開されているプレイ動画を見て、がっかりな印象を持った人も中にはいます。
少なくとも筆者は、申し訳ないとは思うものの、プレイ動画を見て、「コレジャナイ」感を抱いてしまいました…。
ただし、今回のドラクエ3 HD-2D版には、今までにない魅力があるのも事実。
そこで、今回は、『ドラクエ3 HD-2D版』の現時点での評価を中心に、がっかりな理由と魅力のある理由を詳しく調査してみたいと思います。
ドラクエ3リメイクを買おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ドラクエ3 HD-2Dを見てひどいと感じた6つのがっかりな理由
引用元:ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | SQUARE ENIX
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
まず、ひどいと感じた5つの理由をまとめると以下の通り。
[ドラクエ3 HD-2Dをひどいと感じたがっかりな理由]
- 戦闘中に味方パーティのモーション画面はない
- フィールド移動時のドットキャラの動きが変
- 追加要素の「特技」はいらない
- 女戦士のビジュアルが改悪されている
- SE効果音が安っぽく違和感がある
- ラーミアの速度が遅すぎる!
以下で、詳しく見ていきたいと思います!
【がっかりな理由➀】戦闘中に味方パーティのモーション画面はない
今回のリメイクに当たり、筆者が最もがっかりだったのが、戦闘中の味方キャラのモーション画面。
味方キャラの後ろ姿が見れるのは、コマンド入力時だけで、攻撃ターンに入ると、「敵しか見えない画面」に戻ります。
実際に、戦闘画面を見ていただくと、
引用元:ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | SQUARE ENIX
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上記画像のように、実際の攻撃画面では、モンスターだけの表示にクローズアップされる画面になってしまいます。
モンスターだけの画面を見ると、正直、今までのドラクエ画面と代り映えしないと思うのが正直な感想です。
開発段階で、キャラの後ろ姿が見える戦闘画面を見た時は心が躍ったのに…、残念でなりません。
グラフィックが高度に発達した今だからこそ、ドラクエの味方キャラがドット絵で動いたら、多くのゲームファンが歓喜したことでしょう。
製作費等の関係もあるのでしょうが、今回それが見れなかったのは、ただただ残念でなりません。
ドラクエ2HD-2D版で期待しましょう(まだ諦めていない)。
【がっかりな理由②】フィールド移動時のドットキャラの動きが変
プレイ動画を見て、がっかりした2つ目の点は、フィールド移動時のパーティの動きも、違和感がありました。
たとえば、
- 斜め移動ができるのにキャラのグラフィックパターンは4方向しかない
- 階段を上るときや、岩を押すときのモーションが安っぽい
点が挙げられます。
昔ながらのドット絵の移動を踏襲しているのはわかりますが、背景のグラフィックが良すぎてミスマッチ感が大きいです。
引用元:ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | SQUARE ENIX
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
上記のプレイ画面で、岩を動かす場面を見ても、モーションすらない感じが、個人的ながっかりポイント。
いちファンとしては、もうひと手間あったほうが、背景グラフィックとバランスが取れたのではないかと思ってしまいます。
とはいえ、実際にプレイして、ゲームにのめり込んでしまえば、気にならなくなるレベルかもしれません。
【がっかりな理由③】追加要素の「特技」はいらない
追加要素の「特技」は、戦闘時に使用できるアビリティ能力システムのこと。
このシステムを導入すると、キャラのゲームバランスが崩れてしまうので、筆者はあまり好きではありません。
「特技」は、スーパーファミコン版の「5」から採用されたシステムですが、当時は、戦闘時に使えるものではありませんでした。
それが、今回のリメイクでは、戦闘時でも使用できるようになるため、もはやドラクエ3ではなく、別ゲーなのではという意見も。
さらに言うと、今回の勇者の特徴は、オリジナル版ではなくリメイク版を踏襲している可能性が高いです。
つまり、「特技」にマヒャド斬りを覚える、魔法戦士の要素が強い勇者と予想されます。
オリジナル版をリスペクトしている古参勢にとっては、寂しいかぎりです…。
【がっかりな理由④】女戦士のビジュアルやキャラの男女選択が改悪されている
今回のHD-2D版にあたって、国際的なコンプライアンスに配慮した動きがあったのも、がっかりポイントのひとつ。
具体的な点を上げると、2つあります。
- 女戦士のビジュアルが修正された
- キャラ選択が「男/女」ではなく、「ルックスA/B」に変更
女戦士のビジュアル
ひと言でいうと、女戦士の露出度のある服装が、かなり修正を入れられています。
実際に、今回のHD-2D版の女戦士のビジュアルはこちら、
引用元:戦士 | SQUARE ENIX
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鎧の下に、インナーの肌着を身に付けているのがわかります。
修正を加えるなら、むしろ全く違う新しいデザインにしてほしかったところ。
オリジナル版に手が加えられた点が、ただただ悲しいですね。
キャラ選択は「ルックスA/B」
キャラメイクの際に、「男」と「女」ではなく、「ルックスA」「ルックスB」となっています。
筆者は、別に「性別撤廃」は良いとしても、この「ルックス」という言葉を使用されている点が、個人的には残念でした。
理由は、ルックスという言葉が、見た目で判断する風潮を助長しているように感じられるから。
結局は、見た目で判断するしかないなら、そのまま「主人公(または勇者など)A/B」でも、良かったのではと思います。
今回のキャラメイクは、「声」も選択できたり、かなり充実しているのだとか。
そんな選択システム自体は魅力的なだけに、この「改悪」は残念ですね。
【がっかりな理由⑤】SE効果音が安っぽく違和感がある
最後のがっかりな理由は、SE効果音も違和感がありました。
口コミを見ると、豪華なオーケストラの背景BGMに対して、SEが若干浮いている感じを受ける人が多いようですね。
個人的に、がっかりポイントだったのが、戦闘に入る時の効果音です。
シンバルで叩いたような音が入り、唐突に戦闘画面に入るのが、とてもあっけなく感じました。
新規でゲームを始める人は、スピーディに操作できる方が、好まれるのかもしれませんね。
ただ、どこか一抹の寂しさを感じてしまうのは、筆者だけでしょうか。
【がっかりな理由⑥】ラーミアの速度が遅すぎる!
今回のドラクエ3 HD-2Dリメイクは、ラーミアが遅い、との意見も多く見られました。
実際に速度を見ていただくと、
適当にラーミア並べてみたけどやっぱりめっちゃ遅い。
GBまでとは言わないけど、加速要るよ pic.twitter.com/qiEYppkxMM— のすたくん2号 (@nostakun2p) November 24, 2024
歴代のドラクエの中でもダントツに速度がゆったりであることがわかります。
サクッとゲームを進めたい人は、ややもどかしく感じる部分はあるかもしれませんね。
音楽を楽しむのもよし、目的地を開拓したら、ルーラで移動するのもよし、みなさんのペースでゲームを進めましょう。
以上が、筆者がひどいと感じた6つのがっかりな理由でした。
ドラクエ3 HD-2D版がつまらないわけがない!リメイクの激アツポイント3選
ここまで、ドラクエ3 HD-2D版のがっかりな点をご紹介しましたが、期待できる「良い理由」があるのも事実です。
ここでは、その「激アツポイント」をご紹介していきたいと思います。
[ドラクエ3HD-2D版 激アツポイント3選]
- 自分だけの楽しみ方ができる「性格システム」
- 他の冒険の書に育てたキャラを呼び出せる「おたすけ機能」
- リニューアルBGMが素晴らしすぎる
【良い理由➀】自分だけの楽しみ方ができる「性格システム」
性格システムは、リメイク版から採用されたシステム。
冒険を始める前に、プレイヤーの性格診断があり(質問に答える形式)、その結果で、ステータスのベースが決まります。
このシステムで、他の人とは違った楽しみ方ができる点は、非常に魅力的です。
たとえば、性格には「いのちしらず」や「うっかりもの」などの名称があり、40種類程度あると予想されます。
(参考資料:【ドラクエ3】性格一覧|ゲームエイトより)
性格によって、「ちから」や「かしこさ」の伸び率が変化してきますので、今後の成長の仕方に大きく関係してきます。
今回も、そんな魅力的な性格が用意されているのか、非常に楽しみなところです。
【良い理由②】他の冒険の書に育てたキャラを呼び出せる「おたすけ機能」
「おたすけ機能」は、今回初めて実装される新機能です。
アリアハンの城下町にある「ルイーダの酒場」で、「おたすけキャラ」を選択すると、他の冒険の書でも利用できる機能です。
【おたすけ機能とは】
- ルイーダの酒場で登録可能(冒険の書1つにつき1人)
- 登録時のレベル・装備のままで、他の冒険の書に呼び出すことが可能
- 1つのアカウントで、9つまで作成可(1つの冒険の書内で登録できるのは1人だけ)
家族内で遊ぶ場合や、2周目のプレイをする時などにも、非常に重宝できるシステムだと言えます。
小さなお子さんでも、楽しめるのではないでしょうか。
【良い理由③】リニューアルBGMが素晴らしすぎる
ドラクエのBGMは、知らない人はいないほど、大人気な楽曲です。
そのBGMが、今回のリメイクで、新しく録音されて蘇ります。
演奏は、音楽担当のすぎやまこういち氏が指揮する東京交響楽団。
素晴らしくないわけがありません。
もはや、この音楽を聴くだけでも、ゲームを買う価値はあると思えるくらい。
そんな演奏を背景にして、物語を堪能できるのですから、今までにないゲーム体験が味わえるはず!
ゲーム時間を終えるのが惜しいと思えるような、至福の時間になりそうです。
ドラクエ3 HD-2D版に対する詳細情報
引用元:SQUARE ENIX公式ページ
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
発売日 | 2024年11月14日(木)発売 |
プラットフォーム | Switch/プレイステーション5/Xbox/Steam/windows |
ジャンル | RPG |
対応言語 |
|
CERO | 12才以上対象 |
シナリオ&ゲームデザイン | 堀井雄二 |
キャラクターデザイン | 鳥山明 |
音楽 | すぎやまこういち |
制作会社 | スクウェア・エニックス |
予約購入特典 |
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PC推奨スペック |
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商品情報 | 公式サイトはこちら |
まとめ
今回は、ドラクエ3 HD-2Dに関する口コミ・評価から実際の理由を調査し検証してみました!
【6つのがっかりな理由】
- 戦闘中にパーティのモーション画面はない
- フィールド移動時のドットキャラの動きが変
- 追加要素の「特技」はいらない
- 女戦士のビジュアルが改悪されている
- SE効果音が安っぽく違和感がある
- ラーミアの速度が遅すぎる!
【3つの激アツポイント】
- 自分だけの楽しみ方ができる「性格システム」
- 他の冒険の書に育てたキャラを呼び出せる「おたすけ機能」
- リニューアルBGMが素晴らしすぎる
口コミを調査した結果、がっかりな理由があったのは事実です。
主な要因としては、HD-2Dの良さである、ドット絵と高グラフィックの融合が、うまくかみ合っていない印象を受ける点にあると言えます。
とはいえ、魅力のあるポイントもあります。
過去作の思い出にふけりながら、新たな気持ちで没頭できるのは、色あせない魅力に違いありません。
人気があるのも、頷ける作品になっているのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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