2024年11月14日(木)から、いよいよ発売の『ドラクエ3 HD-2D版』‼
制作延期を経て、ようやく発売日が決まり、ファンにとっては待望のリメイク版となります。
一部メディアでは、先行プレイ動画がアップされ、その全貌が明らかになってきました。
ですが、プレイ動画を見て、期待外れの印象を持つ人の声も、実際に多く見られます。
そこで、今回は、『ドラクエ3 HD-2D版』の現時点での評価を中心に、がっかりな理由を詳しく調査してみたいと思います。
ドラクエ3 HD-2Dを見てひどい・微妙と感じた5つのがっかりな理由
【がっかりな理由➀】戦闘中にパーティのモーション画面はない
正直、これが最大のがっかりポイントだったかもしれません。
ドラクエ3HD-2D 戦闘中にキャラの後ろ姿映ってるから動くのかと思ったら
攻撃中は昔と同じ画面になって動かないのね…— Nayoshi (@Nayoshi54172498) July 11, 2024
1つ目は、戦闘画面で、コマンド選択時にしかキャラの後ろ姿が見えない点。
今の技術があれば、攻撃時のパーティの戦闘モーションを作ることはさほど難しくないはず。
ですが、実際の攻撃画面は、モンスターだけの表示にクローズアップされ、今までの戦闘画面と変わらなくなってしまいます。
実際の戦闘画面を見てみると、
上記画面がコマンド選択時で、これを見て、気持ちが高まった人は多いと思います。
しかし、攻撃ターンに入ると、
4人のパーティの後ろ姿は消えて、今まで通りのドラクエ画面になってしまいます。
これには本当に驚きました。
製作費等の関係もあるのでしょうが、戦闘時に味方の攻撃モーションが見れるゲームは、今や普通にたくさんあります。
スクウェア・エニックスにそれができないはずがない!、と思ってしまうのは筆者だけでしょうか?
いずれにせよ、この戦闘画面は、個人的に非常に大きながっかりポイントとなりました。
【がっかりな理由②】フィールド移動時のドットキャラの動きが変
また、フィールド移動時のパーティの動きも、違和感がありました。
Xの意見を見ても、
ドラクエ3HD-2D見たけど全体的にコレジャナイ感がすごい
斜め移動できるのにキャラのグラは4方向しかないし、戦闘開始時にしかパーティー表示されないなら今までので良いし
結果クソゲー臭漂うので買わないことにした、頼むよスクエニ#ドラクエ3— 【仮FCマスター】NQはっちぽっち@狼鯖 (@FenrirHotch) July 11, 2024
「斜め移動できるのにキャラのグラフィックは4方向しかない」との口コミがありました。
たとえば、階段のシーンでも、スーっと段差を上る感じが、なんとも安っぽい感じがしてしまいます。
PV動画内で、階段のシーンは(0:12~)あたりでご覧になれます。
動くスピードとドット絵のミスマッチ感が半端ないですね。
また、岩を動かす場面(下記動画 0:52~)も、モーションすらない感じが、PVを見て残念に思えたシーンのひとつ。
まったく岩を押している感じに見えないところが、古臭さと安っぽさを感じてしまいますね。
ファンとしては、もうひと手間あったほうが、リメイク版でリニューアルした甲斐があると思ってしまいます。
これも「変わらない良さ」ということに、なるのでしょうか。
みなさんの意見を伺いたいところです。
【がっかりな理由③】追加要素の「特技」はいらない
それよりもとくぎだよなぁ。ドラクエ3。ゲーム性が変わってしまうのよ。ドラクエ4迄は特技は使ってはいかんの。強いて言えば、くちぶえとかしのびあしくらいは許せるけどもさ。
— psycoro (@psycoroP) September 5, 2024
「特技」は、スーパーファミコン版の「5」から、戦闘に追加されたシステム。
このシステムを導入すると、キャラのゲームバランスが崩れてしまうおそれがあります。
今回、オリジナル版やリメイク版にはない、新たな追加要素として、加えられた機能は以下のとおり、
[ドラクエ3 HD-2D版の新たな追加要素]
- 戦闘時でも使える「特技」:以前のリメイク版のフィールド上でのみ使える「特技」の進化版
- 新職業「まもの使い」:モンスターの特技を覚えて戦う職業。はぐれモンスターと交流可
- モンスター・バトルモード:モンスター同士の勝ち抜き戦が行える
- 追加エピソード:勇者の父・オルテガの旅路についての物語がプレイできる
- キャラメイクが可能:ルックスA・B → 4種類の見た目 → 14種類の髪色 → バトルボイスが選択可
上記が主な追加要素です。
こうなると、もはやドラクエ3ではなく、別ゲーになっている感が否めません。
また、今回の勇者の特徴も、オリジナル版ではなくリメイク版を踏襲している可能性が高いです。
つまり、「特技」にマヒャド斬りを覚える、魔法戦士の要素が強い勇者と予想されます。
リメイク版を踏襲することで、新規のプレイヤー層が受け入れられやすい点は頷けます。
しかし、オリジナル版をリスペクトしている古参勢にとっては、寂しい思いが残ってしまいます。
その寂しさをカバーできるほどの、楽しさがあればいいのですが…。
【がっかりな理由④】女戦士のビジュアルが改悪されている
ビキニアーマーがトレンドに上がって何事かと思ったら、ドラクエ3HD-2Dの女戦士が規制されていた。Switchのマーニャがとんでもなくダサく改変されたから、HD-2Dの女戦士のドット絵を見た時は安心してたんだけど結局これだよ。何の為にCERO上げたん?発売までに修正されない限りは買う事はないな。
— ネオ・シオ (@neo_shio) September 4, 2024
今回のHD-2D版にあたって、キャラビジュアルの改変があり、不満を感じる人の声が多数見られました。
ひと言でいうと、女戦士の露出度のある服装が、かなり修正を入れられています。
実際に、今回のHD-2D版の女戦士のビジュアルはこちら、
引用元:戦士 | SQUARE ENIX
鎧の下に、インナーの下着を身に付けているのがわかります。
一方、ドラクエ3のオリジナル版とスーファミ版の女戦士のビジュアルはこちら、
引用元:©株式会社スクウェア・エニックス
やはり、どうしてもオリジナル版の方が、インパクトがあって良いですね。
とにかく、改悪しなければいけないほどのことなのかと、正直首を傾げるところがありますよね。
特に、オリジナル版に馴染みのある人には、がっかりなビジュアルに見えたのではないでしょうか。
【がっかりな理由⑤】SE効果音が安っぽく違和感がある
ドラクエ3の新しいやつみてるけど別ゲーなんだねー
まるまるアウトソースしてるんだろうけど音楽とビジュアルはいいけど効果音に違和感ある、、
あと歩いてる速さがヘンじゃない?床凍ってるんかと— けぃぽぽ。 (@softly_jolie) July 15, 2024
ドラクエ3HD-2D版の効果音(SE)に関して、がっかりする口コミが見られました。
豪華なオーケストラの背景BGMに対して、SEが若干浮いている感じを受ける人が多いようですね。
特にがっかりポイントだったのが、戦闘に入る時の効果音。
シンバルで叩いたような音が入って、唐突に戦闘画面となります。
ドラクエ3といえば、戦闘シーンに入る時の音は、もっと印象的だったはず。
それが今回のHD-2D版では、あっけない突入音で、処理されています。
敵を倒したときのモーションも、スムーズさを優先させたのか、どこか安っぽい演出に見えてしまいます。
迫力感あるBGMがあるのに、ビジュアルとのアンバランス感が否めない印象が。
以上5つの理由が、主なドラクエ3HD-2D版のがっかりポイントとなります。
共感される人も多いのではないでしょうか。
ドラクエ3 HD-2D版がつまらないわけがない!リメイクの激アツポイント3選
[ドラクエ3HD-2D版 激アツポイント3選]
- 最初に決まる“性格”で、自分だけの楽しみ方ができる
- “おたすけ機能”により、他の冒険の書に育てたキャラを呼び出せる
- BGMが素晴らしすぎる
“性格”システム
性格システムは、リメイク版から採用されたシステム。
冒険をはじめるにあたって、強さや特技を伸ばすベースとなる特徴を決定するものです。
心理テストのような感じで、十数問の質問に「はい」か「いいえ」で答えていく形式となります。
前作では、勇者は性別「女」を選択すると、ステータスの伸びが優秀な「スーパーギャル」になれる性格がありました。
今回も、そんな魅力的な性格が用意されているのか、楽しみですね。
“おたすけ機能”
「おたすけ機能」は、今回初めて実装される新機能。
アリアハンの城下町にある「ルイーダの酒場」で、「おたすけキャラ」を選択すると、他の冒険の書でも利用できる機能です。
家族内で遊ぶ場合や、2周目のプレイをする時などに、非常に重宝できる機能ではないでしょうか。
こういう便利さは、新しいゲームならではの魅力と言えるでしょう。
BGMが素晴らしすぎる
ついに発表となりました❗️#すぎやまこういち 先生の指揮による東京都交響楽団の演奏とともにお楽しみください。https://t.co/VcOj5Y2hAt #都響 #DQ https://t.co/g6vE3rn17z
— 東京都交響楽団 Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra (@TMSOnews) June 21, 2024
BGMは、音楽担当のすぎやまこういち氏が指揮する東京交響楽団の演奏となります。
ドラクエ3のオリジナル楽曲が、素晴らしい音色でふたたびよみがえります。
もはや、この音楽を聴くだけでも、ゲームを買う価値はあるといえるくらい。
そんな演奏を背景にして、物語を堪能できるのですから、今までにないゲーム体験が味わえるはず!
ゲーム時間を終えるのが惜しいと思えるような、至福の時間になりそうです。
以上、ドラクエ3HD-2D版の魅力というべき、激アツポイントのご紹介でした!
ドラクエ3 HD-2D版に対する詳細情報
引用元:©株式会社スクウェア・エニックス
発売日 | 2024年11月14日(木)発売 |
プラットフォーム | Switch/プレイステーション5/Xbox/Steam/windows |
ジャンル | RPG |
対応言語 |
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CERO | 12才以上対象 |
シナリオ&ゲームデザイン | 堀井雄二 |
キャラクターデザイン | 鳥山明 |
音楽 | すぎやまこういち |
制作会社 | スクウェア・エニックス |
予約購入特典 |
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PC推奨スペック |
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まとめ
今回は、ドラクエ3 HD-2Dに関する口コミ・評価から実際の理由を調査し検証してみました!
- 戦闘中にパーティのモーション画面はない
- フィールド移動時のドットキャラの動きが変
- 追加要素の「特技」はいらない
- 女戦士のビジュアルが改悪されている
- SE効果音が安っぽく違和感がある
口コミを調査した結果、がっかりな理由があったのは事実です。
主な要因としては、HD-2Dの良さである、ドット絵と高グラフィックの融合が、うまくかみ合っていない印象を受ける点にあると言えます。
つまり、ドット絵のキャラのモーションや表現がもう少し凝っていれば、高グラフィックな背景にマッチしたのではないでしょうか。
とはいえ、ドラクエ3の世界を、クオリティの高いビジュアルで楽しめるのは、単純に嬉しいですね。
過去作の思い出にふけりながら、新たな気持ちで没頭できるのは、色あせない魅力に違いありません。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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