結論を先に申し上げると、ディズニーランドのご飯は不味くありません!
理由は、評価の高いお店も存在するから。
ですが、なぜかイメージ的にディズニーのご飯は美味しくないという先入観が広がっているようです。
そんな疑問を解消すべく、今回は、なぜディズニーのご飯は美味しくないと言われるのかを独自に検証していきます!
~東京ディズニーランドのご飯が不味い・美味しくないと感じる5つの理由~
また、おすすめのおいしいお店を徹底調査してご紹介もしています。
(詳しく知りたい方は本文を読んでいただけると嬉しいです)
~ディズニーランドでおいしいお店3選~
【ランチ・軽食】
→パン・ギャラクティック・ピザ・ポート
【メイン・ディナーの食事】
→グランマサラのキッチン
→チャイナボイジャー
それでは、詳しく見ていきましょう!
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結論:ディズニーのご飯全てが不味いわけではない!美味しい店もある
結論を先に言うと、「ディズニー=ご飯がまずい」というわけではありません。
中には、おいしいお店や、評価の高いお店もあります。
主に、レビューで評価の低いコメントをまとめてみると、以下のような点が指摘されています。
- 飛びぬけておいしいお店がない
- 可もなく不可もないメニューばかり
- 並んで食べる気がしない
- 値段と味が見合っていない
同じような気持ちになった人も、きっといらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、その理由を徹底的に調べていきたいと思います!
東京ディズニーランドのご飯が不味い・美味しくないと感じる5つの理由
なぜ、東京ディズニーランドは不味い・美味しくないと感じるのでしょうか。
ここでは、主な5つの理由を紹介します。
どの国の人が食べてもまずいと感じない味になっている
東京ディズニーランドのご飯が不味い理由に、どの国の人が食べても不満のない味に仕上げられている点があります。
つまり、東京ディズニーランドの顧客ターゲットは、日本人だけではない、ということ。
たとえば、外資系の「ヒルトンホテル」もご飯が美味しくないとの意見が非常に多いです。
(参考元:一休.com|マーブルラウンジ ヒルトン東京の口コミ)
これは、顧客ターゲットが日本人だけでなく、世界に向けられているから。
その証拠に、ヒルトンホテルは、世界的な評価は非常に高いです。
実際に、国際調査機関「J.D. Power」のヒルトンの顧客満足度は、1位を獲得しているほど(2023年度)。
(参照:2023年ホテル宿泊客満足度調査 | J.D. Power)
従って、ディズニーランドも、ヒルトンホテルのように、国際的水準に照らしてみると、評価が高いと言えます。
美味しくないというより、どの国の人でも受け入れられる味になっている、ということができるでしょう。
子供を優先したメニュー・店を選んでいる可能性がある
2つ目の理由として、ディズニーの利用者がお子さん優先のメニューや店を選んでいる可能性があります。
その場合、お店の選定基準が「美味しいかどうか」より「子供が食べられるかどうか」になってしまいます。
実際に、ネットリサーチの情報では、家族での利用者が70%と、かなり多いです。
(参考元:DIMSDRIVE|『東京ディズニーリゾート』に関するアンケート)
したがって、味を重視するより、子どもが好きそうな大味なメニューを選んでしまっている可能性が高いです。
その証拠に、東京ディズニーリゾート来訪者の調査で、年代別の食事の満足度を調べたところ、
[東京ディズニーリゾート 食事の平均満足度]
- 10代:0.42
- 20代:0.47
- 30代:0.29
- 40代:-0.13
- 50代:-0.19
参考元:土木学会学術論文「東京ディズニーリゾート来訪者の満足度と購買行動特性」より
と、若い世代(10代~20代)の方が、食事の満足度が圧倒的に高いです。
年齢によって、味の好みは大きく変わります。
なので、大人が好きそうなメニューが豊富なお店を選べば、ディズニーの食事イメージも、大きく変わるのではないでしょうか。
アトラクションの方が食事の重要度よりも高い
利用者の意識の問題として、食事を重視する人が少ない点も影響していると言えます。
つまり、食事よりアトラクションを重視する傾向が高いため、お店選びが後回しになっていることが挙げられます。
この問題は、ディズニーに限らず、テーマパーク全体に言えることでもあります。
実際に、クロス・マーケティングの調査で、遊園地の楽しみ方を順位別に見てみると、
[テーマパーク・遊園地における楽しみ方]
- 特別な雰囲気や非日常感を味わうこと:39.6%
- 新しいアトラクションやエリアを体験すること:37.2%
- 一緒に行った人とその場を共有すること:32.8%
(7位)敷地内のレストランやカフェに行くこと:24.5%
と、食事の優先度は7位で、あまり高くありません。
空いている店は、多くの人が選ばないお店、ということでもあります。
そんな店を選んでしまっている背景が、美味しくないと感じる要因に繋がっていると言えるでしょう。
運営上の戦略で飲食分野にかけるコストが低い
一般的な企業は、多くの利益が得られる分野に、できるだけお金を投資する傾向があります。
そうしないと、企業が生き残っていけないから。
ディズニーも企業である以上、その傾向があり、総売り上げから考えると、飲食分野にあまりお金がかけられないと考えられます。
実際に、ディズニーが運営するオリエンタルランドにおける「ゲスト1人当たり売上高推移」を見ていただくと、
[ゲスト1人当たりの売上高(2023)]
- 飲食販売収入:3,258円(19%)
- 商品販売収入:5,157円(31%)
- チケット収入/アトラクション・ショー収入:8,229円(50%)
飲食分野の収入は、全体の売上のわずか2割程度であることがわかります。
そうなると、どうしても優先されるのは、食事の開発費より、アトラクションやグッズ開発の方への投資になります。
口コミには、お店の混雑状況と人件費の割が合わないために食事の質を落としているといった厳しい意見も見られます。
真偽はともかく、飲食分野にかけるコストや人件費の問題は非常にシビアだと考えることができるでしょう。
こうした事情により、飲食分野は、平均水準以上の品質を追求することが難しいのではないかと考えられます。
値段と味が見合っていない可能性がある
ディズニーに限らず、テーマパークの値段は、運営費などさまざまなコストを踏まえた上での価格設定となります。
そのため、一般的な飲食店よりも、若干高いと感じてしまうかもしれません。
その価格設定と実際の味のギャップのせいで、おいしくないと感じる人の意見があるのかもしれません。
実際に、ディズニーの全レストランを値段別に分けてみると、
[ディズニーランド価格別レストラン]
- 1200円未満のお店:デザートやスナックなどの軽食中心
- 1,200円〜2,200円のお店:メインの食事が中心
- 2,200円以上のお店:上質感がある、またはフルコースの食事が中心
参考資料:CASTEL
メインの食事代は、1,200円〜2,200円のお店が中心となり、若干割高感があります。
たとえば、総務省の家計調査で、2人以上の世帯の1日あたりの食費の全国平均は、
そう考えると、ディズニーの食事代は、やや割高感はありますよね。
従って、決して食事の質は悪くなくても、心理的な満足度が低い結果、美味しくないと感じる可能性は高いです。
以上のように、値段と味が見合っていないだけの可能性もあると言えるでしょう。
ディズニーランドでおいしいお店のご紹介(ランチ・ディナー)
では、ディズニーランドで美味しいと評価の高いお店をご紹介いたします!
~ディズニーランドでおいしいお店3選~
- 【ランチ・軽食】
→パン・ギャラクティック・ピザ・ポート - 【メイン・ディナーの食事】
→グランマサラのキッチン
→チャイナボイジャー
以上、シンプルに三つとなります。
ディズニーで美味しいお店を選ぶ基準として、
- 高級すぎない
- そこそこの値段で十分なクオリティ
- お得感がある(比較的空いている、ボリュームがあるなど)
が挙げられます。
まず、ディズニーで美味しいお店を選ぶ場合、あまり高級感を求めてはいけないと筆者は思います。
高級志向ではなく、比較的庶民的な食事で、なおかつ、美味しい店を選ぶのがベター。
そのなかで選んだのが、上記3つとなります。
パン・ギャラクティック・ピザ・ポート
エリア | トゥモローランド |
平均価格 | ¥1,000~2,000 |
ジャンル | 軽食 |
座席数 | 約630席 |
おすすめ時間帯 | どの時間帯でも比較的入りやすい |
営業時間 | 9:00-20:00(時期によって異なる場合あり) |
特徴 |
|
普通にピザが上手い店です。
特に変化球を求めずに、ストレートにこの店を選んでおけば、まず失敗しないと思います。
値段もリーズナブルで、インスタでよく見る「リトルグリーンまん」もあり、満足度は高いです。
全世帯におすすめできるお店ではないでしょうか。
グランマ・サラのキッチン
エリア | クリッターカントリー |
平均価格 | 昼¥1,200~2,200 / 夜¥1,200~2,200 |
ジャンル | 洋食 |
座席数 | 約480席 |
おすすめ時間帯 | どの時間帯でも比較的入りやすい (混雑時でも30分程度で入れることが多い) |
営業時間 | 10:00-21:00(時期によって異なる場合あり) |
特徴 |
|
スプラッシュマウンテン近くにあり、予約なしで入れる数少ないレストラン。
座席数が多いからか、意外とスムーズに入れるお得感のあるのが魅力です。
食事もオムライスが美味しいと評判で、値段からも妥当だと思われるクオリティです。
食事に多くをお求めないのであれば、ここ一択でいいのではと思うくらいです。
チャイナボイジャー
エリア | アドベンチャーランド |
平均価格 | 昼¥1,000~2,000 / 夜¥1,000~2,000 |
ジャンル | 中華料理 |
座席数 | 約230席 |
おすすめ時間帯 | 14時~16時ごろ(17時以降は注意!) |
営業時間 | 10:00-21:00(時期によって異なる場合あり) |
特徴 |
|
リーズナブルな印象からか、普段から結構混んでいます。
なので、時間帯によるものの、なかなか本格的な中華料理が楽しめるお店です。
上記のように、ゆで卵がミッキーの形がしていたり、遊び心にあふれている点もポイントが高い。
デザートの杏仁豆腐が、筆者は特におすすめ(セットメニューに追加できます)。
ディズニーで中華、という意外性もあって、損した気分にならないのが一番の魅力かもしれませんね。
東京ディズニーランドのご飯が不味い・美味しくない理由のまとめ
今回は、「東京ディズニーランドのご飯が不味い・美味しくない理由」について特集いたしました。
調査してみると、味の質というよりも、利用者側の心理や利用目的などにより左右される場合があることがわかりました。
- どの国の人が食べても不味くない仕様になっている
- 子供を優先したメニュー・店を選んでいる可能性がある
- アトラクションの方が食事の重要度よりも高い
- 運営上の戦略で飲食分野にかけるコストが低い
- 値段と味が見合っていない可能性がある
なので、結論としては、ディズニーのご飯全てが不味いわけではない、ということ。
美味しい店もあると言えるでしょう。
全体としてみれば、ディズニーランドの満足度は、全国のテーマパークの中でもトップクラス。
その満足度のクオリティは、今後も落ちることはないと期待できます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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