ダンダダンはひどいしやばい?酷評の口コミと絶賛の評価から面白さの魅力に迫る!

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2024年12月に終了したアニメ『ダンダダン』第一期‼

第1話の開幕からフルスロットルな展開に、取り残された人も多いのではないでしょうか?

かくいう筆者も、その中の一人でした。

yugiri

テンションの高さと独特の性癖(?)から「自分には無理」って思っちゃった

ですが、12話まで見た今では、その意見は間違っていたと思います!

結論から言うと、『ダンダダン』は先が知りたくなるほど面白く、決して見て損はしない作品だといえます。

そこで、今回は、ダンダダンのひどさがわかる筆者だからこそ、その理由を調査した上で、作品の魅力をご紹介していきたいと思います!

※当記事では基本的にアニメ版『ダンダダン』に焦点を当てて考察しております。
(もちろん原作の漫画版も素晴らしいので、興味ある人は読んでみてください)

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もくじ

ダンダダンのどこがひどい?低評価の理由を口コミ・レビューから徹底考察!

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

『ダンダダン』で、ひどいと言われる口コミ・感想を5つに分けてまとめてみました。

上記に関するひどい理由をひとつずつ取り上げ、客観的な情報を交えながら、正しい評価を見出していきたいと思います!

【ひどい理由➀】ストーリー展開が都合良すぎる

『ストーリーを進める上、物語なので多少は「ストーリー展開のための都合いい偶然」は許容できるのだが、今回の話は「登場人物に都合のいい」展開が鼻につく

(中略)

活躍するためだけに用意されたキャラクター達でうんざり』

引用元:Amazonレビュー「kaituagito」さんの口コミ

『ダンダダン』の展開が、ご都合主義的だとの声がありました。

確かに、主人公オカルンが変身能力だけ使えるようになったり、また、彼の「金の玉」を同級生のアイラが拾ったりなど、うまく行きすぎな印象を受けます。

とはいえ、『ダンダダン』の展開は、ご都合主義だと感じる以上の意外性が多くあります

たとえば、

  • オカルンの変身後の本気モードは、2~3回までしか使えない
  • 綾瀬星子の結界術は、自身の住む神越市しか通用しない

といった制限があることで、登場人物が知恵を絞り、ぎりぎりの局面で困難な状況を乗り越えます

つまり、登場人物の設定や展開は必ずしもうまく行くとは限らず、そのうまく行かない状況を、どう切り抜けるかがこの作品の面白さだといえます。

この点を踏まえると、『ダンダダン』は決して、単なるご都合主義の作品ではないといえるでしょう。

むしろご都合主義を逆手にとりながら、意外性のある展開により、視聴者を良い意味で「裏切る」作品だと思います。

【ひどい理由②】ジャンルが混在していて意味不明

『しかし内容がわからない。何が言いたいんだろう。宇宙人とか幽霊とか、いいんだけど必然性がなさすぎて見てて気持ちがスッキリしない。気になって漫画も読み進めたけど一層スッキリしない。
何を伝えたいんだ?テーマがわからない』

引用元:Amazonレビュー「Amazon カスタマー」さんの口コミ

『ダンダダン』は、心霊現象を取り上げるだけでなく、UFOやUMAが登場したりと、オカルト系のごった煮感があります。

そのため、世界観に統一性がなく、「ありえない」と感じる人が多いと予想されます。

ただ、このテイストは、もともと作品がギャグ漫画をベースにしているからだと考えられ、ギャグ漫画として見ると、違和感は少なく感じます。

実際に、作者のインタビューでは、楽しいマンガを描くために、幽霊以外のオカルトも取り入れたとおっしゃっているほど。

『オカルトをテーマにしたときに出てくるのが幽霊に限定しちゃうと、怖くなりすぎてしまう気がしたんです。幽霊って、哀しい背景があるものも少なくないですし。でも、ぼくは楽しいマンガが描きたかった。そこで幽霊以外のオカルトも取り入れてミックスしてみようと思いついたんです』

引用元:ダ・ヴィンチWeb

作者の言う「楽しいマンガ」とは、インタビューの内容から考えると、「ギャグ」や「笑える」要素のある作品であることがわかります。

従って、『ダンダダン』はギャグ要素がベースにある、エンタメ性の強い作品であると理解できます。

kumoさん

『うる星やつら』や『僕とロボコ』とかだって、宇宙人とかSFとか、ジャンルに捉われないエンタメ作品だものね

以上を踏まえると、幽霊や宇宙人などのジャンルが混在していても、エンタメ作品としてはアリだと言えるでしょう。

【ひどい理由③】男性目線のエロ描写が気持ち悪い

『ダンダダン』の下ネタの扱いが、男性目線で気持ち悪いとの意見ががありました。

具体的には、1話のモモがセルポ星人に捉われる場面や、12話の温泉でおじさんに襲われるシーンに、不快感を抱く声があります。

ですが、こうしたシーンは外見上はエロく見えるものの、本質はそこまでエロくないと個人的には思います。

たとえば、モモの下着姿は、特にエロく描かれてはいません(色気を強調して描いていない)。

実際に、『ダンダダン』を見た人の口コミを見ると、

『1話ではモモという女の子が宇宙人にレ○プされそうになります。その際は下着までバッチリです。ただ、エロが主軸ではないので色気は感じませんでしたね

引用元:Yahoo!知恵袋

色気を感じない」といった意見があります。

また、12話のシーンも、危機的状況ではありますが、エロいシーンを実際に描いているわけではありません(つまり、視聴者が勝手にエロいと連想しているだけ)。

それに、もしエロいと言うのなら、9話で男性のオカルンが全裸で戦っている方が、余程エロいです。

こうした点から、男性目線のエロ描写がひどいという意見は、あまりに一面的な意見ではないでしょうか。

【ひどい理由④】嫌悪感を抱くうざいキャラがいる

『ジジというキャラが出て来てこいつが本当に生理的に受け付けない。私の主観による感想なんで申し訳ないですが、ただチャラいとかじゃなく、おかしな奇声と変顔を連発しまくるめちゃくちゃ気持ち悪いキャラです。

(中略)
作品自体は面白いですが、ここまで嫌悪感湧くキャラは初めてなのでつい書き込みしてしまいました』

引用元:Amazonレビュー「黒猫」さんの口コミ

『ダンダダン』のキャラに不快感を持つ意見があります

特に、11話以降に登場する「ジジ」こと「円城寺仁(えんじょうじじん)」のキャラクターが、個性が強すぎて無理との見方が強いようです。

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

とはいえ、ジジというキャラは、極めて善良なおバカキャラなので、憎めない面があります。

実際に、モモと仲の良いジジに嫉妬する主人公も、12話で「なんで嫌な人じゃないんだろう」と、嫌いになれないからこその辛い心情を吐露します。

先ほどのエロ要素の場合でも言えますが、『ダンダダン』の作品には、一見すると「ひどい」ものの中に、裏面があることを示唆する描写が多いです。

その裏面を考えると、セルポ星人は単にエロいだけでなく哀れな生き物に思えるし、ジジも憎めないキャラになってしまいます。

もちろん、裏面を好きになれるかどうかは個人の自由なので、主観的な問題です。

ですが、少なくとも筆者の意見としては、ジジはうざいキャラであると同時に、愛すべきキャラであると思います。

【ひどい理由⑤】1期の終わり方が中途半端でひどい

これは口コミを持ち出すまでもなく、12話までアニメを見た人なら、誰しも感じたことではないでしょうか。

実際に、第1期『ダンダダン』の最終回である12話は、物語の途中で唐突に終わってしまいます

kumoさん

もともと第2期の制作が決まっていたってことなんじゃないの?

yugiri

だとしても、あの終わり方で半年以上待たされるのはひどすぎるよ…

ただ、代々木アニメーション学院の情報によると、アニメ1話の制作期間は、100名のスタッフのいる会社でも1~2ヶ月以上はかかるのだとか。
(参考:代々木アニメーション学院

そう考えると、1クール制作するのに、1年あるいは2年以上の時間を要するため、時間がかかるのは無理もないかもしれません。

というより、第2期が半年で見れるのは、むしろ早い方だとさえいえますね。

第1期の区切りが、もう少しキリの良い終わり方がなかったかなと思いますが、第2期の始まる7月まで楽しみに待ちましょう!

yugiri

これから第1期を初めて見る方は、第10話で止めておいても良いかもね

ダンダダンは見た方が良い!面白いとおすすめできる3つの理由

上記の5つの理由があっても、それでも『ダンダダン』を強くおすすめできる理由があるのも事実。

上記は、他の意見やレビューに左右されない、筆者だけの意見となります。

詳しくご紹介したいと思います!

【面白い理由➀】作画アクションが素晴らしい

『ダンダダン』は、アニメ化によるダイナミックな作画で、より一層楽しめる仕上がりになっています。

たとえば、動きで見せるアニメの演出で、キャラの個性をより際立たせることに成功しているといえるでしょう。

具体的な例をひとつ挙げるなら、筆者が好きなのは、OPにあるモモのダンスシーン。

ダンダダンOPのモモダンス場面の画像
©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

この一瞬のワンカットだけで、色っぽさとかっこよさを表現できるのは、やはりアニメの持つ素晴らしさのひとつであるといえます。

こうした圧倒的クオリティの作画を、「犬王」や「映像研には手を出すな!」でおなじみのスタジオSARUが手掛けているのも頷けますね。

原作の持つ一枚絵で魅せる迫力もさることながら、個性あふれる演出で表現された映像を堪能できるのも、この『ダンダダン』の魅力です。

【面白い理由②】どんなキャラにも愛すべき二面性を持つ

上のひどい理由④でも述べましたが、『ダンダダン』の大きな魅力には、キャラの二面性をしっかり描いている点が挙げられます。

しかも、それは主要キャラだけの話ではなく、悪者キャラに関しても同じことがいえます。

実際に、作者のインタビューを紹介すると、

『いろいろな怪談を聞いていても、化け物や妖怪は、元々人間だったし、なりたくてなったわけじゃない。だから、悪者って感じじゃないんですよね葛藤を抱えている人たちなんじゃないか、と考えています』

引用元:MANTANWEB(まんたんウェブ)

と、怪異は悪者ではない点を強調されています。

つまり、どんな妖怪や宇宙人であれ、彼らの過去や背景が描かれており、単に「悪い」だけで終わらせていません。

さらに言えば、『ダンダダン』はそのキャラの二面性の幅がかなり極端なので、より一層、印象付けられる衝撃が強いのだと思います。

このように極端な二面性のあるキャラを、破綻させることなく、ひとつの人格として作品に落とし込むことは、簡単なことではないはず。

そこに、この作品の大きな魅力が隠されているといえます。

【面白い理由③】考察しがいのある伏線回収が良い

『ダンダダン』の魅力をさらに奥深いものにしている要因として、謎を残した余韻の描き方が巧みであること。

これにより、見る側に考察させる余地伏線が回収された時の心地よさを与えています。

伏線回収の素晴らしさは、ターボババアがトンネルに住み着いた理由や第6話のアクさら討伐のライターなどから、うかがうことができます。

また、考察については、アニメのワンクールだけでも、さまざまな解釈のできる余地が残されています。

たとえば、悪者キャラの背景が描かれる一方で、主要キャラの背景がまったく描かれていない点が気になります。

作中で描かれていない謎の部分

  • なぜオカルンの家庭環境や自宅は描かれない?
  • モモの両親はどこに行った?
  • ジジの正体はなに?

ただ、こうした気になる点がありながら、ひっかかりを全く感じさせずに話を展開させるのが、この作品のすごいところ。

このように『ダンダダン』は、作中に散りばめられた謎が、時には伏線回収され、時にはさらに謎を呼ぶ構造になっています。

その謎を考察したり、思いを馳せる余地のある点が、『ダンダダン』の世界を楽しめる、大きな醍醐味につながっています。

【Q&A】ダンダダンに関するよくある質問に回答!

アニメ第1期は原作の何巻までの話?

アニメ第1期は、原作コミックスの5巻の第34話「鬼頭家が来る」まで描かれています。

なので第2期は、35話の「ツチノコはどこ」から始まると考えられるでしょう。

ちなみに、ダンダダンの原作コミックスは、現在18巻まで刊行中(2025年3月時点)。

漫画版とアニメ版の違いはある?

『ダンダダン』のアニメは、原作に忠実に作られており、内容や登場人物に違いはありません

ですが、あえて違いを挙げるとするなら、原作の方がテンポが良いといえるでしょう。

つまり、アニメの方が、原作よりも演出面でじっくり描写されている部分があります。

たとえば、アニメの7話は、良くも悪くも「衝撃的な」内容となっていますが、「膨らませて」描いたという制作陣の言葉があります。
(参考:月刊ニュータイプ

どちらが良い悪いというものではないですが、それぞれに独自の良さがあるため、好みが分かれるかもしれませんね。

海外で人気が高いのはなぜ?

人気が広がったのは、

  • 外国人のリアクション動画が拡散
  • 海外のSNSや掲示板での話題性

が大きな要因であると考えられます。

特に、「綾瀬桃」の人気が高いらしく、「貿易ドットコム」の情報によると、

1位:モモ・アヤセ

2位:高倉健

3位:セイコ婆

参考:貿易ドットコム

といった人気結果が出ているようです。

『ダンダダン』の持つ他に類を見ないエンタメ性が、海外でも受け入れられた結果だといえるのでないでしょうか。

ダンダダンはひどいしやばいと言われる理由のまとめ

今回は、ダンダダンのひどいと言われる理由から、作品の魅力を徹底的に掘り下げてみました。

『ダンダダン』がひどいと言われる理由があるのは事実です。

主な要因として、『ダンダダン』のエロ要素やキャラの言動に関して、苦手意識を持つ人が多いためであると考えられます。

ですが、そうした極端な要素は、作品のいわば表面的な部分であって、じっくり見ると、人間味のある温かさに溢れた作品であることがわかります。

実際に筆者も、1話目で敬遠気味だったものの、2話・3話と見ていくうちに、そうした表層的な部分以上の側面が見えてきました。

ですので、筆者と同じような経験をする人が、今後も増えてほしいなと思います。

この記事が、少しでも読者のお役に立てれば幸いです。

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