『黒神話:悟空』は死にゲーで難しすぎる?マイナスレビュー・口コミから真の評価を解説!

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2025年1月30日にパッケージ版『黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)』(PS5)がついに発売!

DL(ダウンロード)版は、すでに去年の8月20日に発売され、たった2週間で売上本数が1800万本を超えるほどの人気ぶりでした。
(参考:4Gamer.net

kumoさん

DL版ですでに人気だったのに、今回のPS5パッケージ版でも売れ行きが好のようだね!

yugiri

デジタルデラックス版が8,580円だったのに対して、パッケージ版は同じ特典付きで7,980円だから、めちゃお買得なんだよ。

ただ、『黒神話:悟空』に関しては、「面白くない」「つまらない」というレビューもあり、購入を迷う人が多いかと思います。

結論を先に言うと、『黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)』は、死にゲーではありません

理由は、フロム系の死にゲーと言われる作品と比較しても、優しい仕様になっているから。

では、なぜ「面白くない」「つまらない」と言われるのか、当記事では『黒神話:悟空』の悪い点・良い点を、詳しくまとめてみました。

死にゲーだからと食わず嫌いをしている人やプレイを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

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もくじ

『黒神話:悟空』は難しすぎる?面白くない・つまらないと評価される理由

さっそく、『黒神話:悟空』の難しくてマイナス評価される理由を5つに大別しました。

以下で順次くわしく見ていきたいと思います。

【悪い評価➀】大ボス(妖王)が強すぎて難しい

『黒神話:悟空』では、大ボスが(妖王)と呼ばれ、中ボスが(頭目)と呼ばれます。

通常の雑魚敵はそれほど強くないものの、各ステージに登場するその妖王が強すぎるといった意見があります。

確かに、第2章から一気に難しくなり、中でも章終盤の妖王「黄風大聖(こうふうたいせい)」は、かなり手強い印象があります。

2章のボス『黄風大聖』のビジュアル画像

実際に、口コミでもこの「黄風大聖」の討伐に一番時間がかかったという意見が多かったです。
(参考:XユーザーのKayo彡さんの投稿より)

とはいえ、各ボスには当然、弱点や攻撃パターンがあるため、攻略ポイントは必ず存在します。

その攻略ポイントを試行錯誤して見つけ出すのが、このゲームの醍醐味でもあり、楽しさであるといえます。

yugiri

どうしても勝てない場合は、他のボスを倒して妙悟値を貯め、修練(スキル)を上げるのもひとつの手だよ

【悪い評価②】難易度の調整・変更ができない

『黒神話:悟空』の難易度を変えられない点が、難しい&つまらないといった感想の一因になっています。

悪く言えば、初心者には優しくない仕様となっているといえるでしょう。

ただ、難易度は、他のゲームに比べても標準的であり、クリアしやすい仕様になっていることは確か。

実際に、Steamの実績獲得率からクリア達成率を比較してみると、

各ゲームの1周目クリア率

  • 黒神話:悟空:「万相真に帰る(ラスボス撃破で獲得)」46.0%
  • サイバーパンク2077:「世界」(メインストーリークリアで獲得)36.8%
  • ホグワーツ・レガシー:「ホグワーツの英雄」(ラスボス撃破で獲得)28.8%
  • SEKIRO:「不死絶ち」(ラスボス討伐で獲得)23.9%

引用元:Steamグローバルプレイデータ「ホグワーツ」「サイバーパンク2077」「黒神話:悟空」「SEKIRO」より

上記を見ても、『黒神話:悟空』のユーザーは約46%がクリアしており、他のゲームよりもクリア率の高いことがわかります。

したがって、『黒神話:悟空』は難易度の変更はできないものの、難易度が高すぎるわけではありません

多少ボス戦は苦戦するものの、まったくクリアできない難しさではないといえるでしょう。

【悪い評価③】マップ画面がなく迷子になる(→アプデで改善)

『黒神話:悟空』は、当初フィールドの広さに対してゲーム内マップがないという不親切仕様でした。

厳密には、オープンワールド型式ではなく、クリアごとにステージが変わる型式なので、個別エリアのマップがなかったと考えられます。

こうした事情により、DL版の発売当初は、つまらない&面白くないといった感想が多かったと予想されます。

ですが、この仕様は、発売から約4か月後の2024年12月14日に、「行旅図」というシステムの導入で改善。

『黒神話:悟空』のアプデ情報の画像
引用元:『黒神話:悟空』1.0.13.16669 パッチノート|Steamニュース

地神の祠」で、マップを買うことができるようになっています。

この仕様は、今回発売したパッケージ版では、初回から実装されています。

フィールド移動の自由度が高く、以前は行ける場所と行けない場所の境目がわかりづらかったのですが、このマップがあれば心配無用。

かなりユーザーライクな仕様だといえるのではないでしょうか。

【悪い評価④】武器が「如意棒」の一種類しかない

悟空の武器といえば「如意棒」ですが、ゲームとして如意棒(棍棒)しか使えない点に不満を覚える人は多いです。

武器は徐々にバージョンアップしますが、他のゲームのように大剣や斧といったバリエーションがない点は、少し物足りないかもしれませんね。

ただ、攻撃の仕方は、コンボ選択スキル上達により、多彩になります。

戦闘スタイルは、素早い打撃の「軽棍」と力を貯めて威力を高める「重棍」の2型ですが、ボタンの組み合わせで様々な攻撃を繰り出すことが可能。

また、経験値で習得できる棍法スキルを組み合せば、さらに攻撃の幅が広がります。

“黒神話:悟空”コンボ一例×□△は操作ボタン

  • 軽棍×5:□→□→□→□→□
  • ジャンプ→軽棍→重棍:×→□→△
  • 斬棍式(棍法で習得):棍勢ゲージ2つ貯めた時に□→△→△

こうした点から、たとえ武器が1種類しかなくても、攻撃方法の選択肢は実に多いです。

『黒神話:悟空』の戦い方は、守り重視のソウル系と異なり、こちらの積極的な攻めで硬直させ、有利をとるガンガンスタイル。

この爽快感が、如意棒の多彩な攻撃方法と合わさって、非常に気持ちの良いバトルアクションとなっています。

【悪い評価⑤】取り返しのつかない要素が多い

『黒神話:悟空』は、取り返しのつかない要素が多い点も、不満の原因になっています。

具体的には、特定の敵やイベントがゲームの進行で消滅する時限要素となっており、報酬が手に入らない場合があります。

攻略サイトで、各章の取り返しのつかない要素を調べることは可能ですが、ネタバレが含まれる可能性があるため、不満に思う人がいるのも事実。
(参考:【黒神話:悟空】取り返しのつかない要素まとめ – 神ゲー攻略

コツとしては、特定のイベントやNPC(プレイヤーが操作しないキャラ)が登場したら、慎重にゲームを進行させるのが大事。

こうしたイベントやNPCは、たいてい進行させると消滅するフラグになっている場合が多いです。

なので、ステージをガンガン進めたい気持ちはわかりますが、特定のイベントや倒さなくても進めるボスが登場したら要注意。

じっくりとゲームの世界を堪能するつもりで、取り組んでみてください。

『黒神話:悟空』は死にゲーではなく神ゲーだ!楽しめる3つの理由

『黒神話:悟空』には、マイナス評価だけでなく、プラスの評価もあります。

中でも、特に重要なものをピックアップして、お届けいたします。

【良い評価➀】死んでもペナルティがない優しい仕様

『黒神話:悟空』が死にゲーではない理由のひとつに、死んでも経験値やお金を失わない点は大きいです。

他のゲームは、それなりのペナルティが用意されており、難易度的に高くなります。

各ゲームの死んだあとのペナルティ

  • SEKIRO:所持金&スキル経験値が半分になる
  • ダークソウルシリーズ:ソウル(お金や経験値)を失う
  • エルデンリング:所持ルーンを全て落とす

上記のゲームは、死んでも一度回収できるなどの救済システムはあるものの、全くペナルティのない「黒神話:悟空」に比べると、厳しいですよね。

ペナルティがないと、たとえボスが強くても、何度でもやり直せる安心感から心が折れにくい利点があります。

『黒神話:悟空』のクリア率の高さ(悪い評価②参照)は、こうした親切設計である点が関係しているといえるでしょう。

【良い評価②】スキルの振り直しが可能

スキルは敵を倒して得られる経験値(妙悟値)を割り振ることで、体力や武芸などを強化できます。

この強化ポイントにより、大ボスに対抗できるスキルを磨けるのですが、万一強化を失敗した場合でも、スキルの振り直しが可能となっています。

なので、何度もスキルの振り直しをして戦術を変えられるため、詰みゲーになりにくいです。

スキルの割り振り方法

  1. 祠に行き「修練」を選択
  2. 天賦の再修得」を選択
  3. 全て振り直す場合は△長押し
  4. 特定の体系・スキルを振り直す場合は、体系・スキルを選んで□長押し

もちろん、スキルの振り直しにアイテムやお金は必要ありません。

こうした点も、『黒神話:悟空』が死にゲーではない、難しすぎない理由のひとつに挙げられるでしょう。

【良い評価③】アニメーションのクオリティが高い

『黒神話:悟空』は章をクリアすると、ストーリーを補完するアニメーションが流れます。

長さは各章ごとに5分程度ですが、それぞれ手法が異なり、なおかつクオリティが高いので、短編作品として楽しむことができます。

『黒神話:悟空』のアニメーションパートの画像
© Game Science Interactive Technology Co., Ltd. All Rights Reserved.

ゲームの中だけでも十分クオリティが高いのに、章をクリアするごとに、こうした質の高いアニメが楽しめるのは『黒神話:悟空』の大きな魅力だといえるでしょう。

アニメ部分は、YouTubeの公式チャンネルでも全話視聴することが可能です(日本語訳なし:視聴はこちら)。

ゲームの圧倒的世界観とストーリーにマッチした、素晴らしいアニメ作品だと思います。

『黒神話:悟空』に関して気になるQ&Aをご紹介!

『黒神話:悟空』のストーリーやあらすじが正直よくわからない

あらすじは、西遊記のその後のお話となります。

具体的には、天竺から帰還した斉天大聖(孫悟空)が、戦神の顕聖二郎真君(けんせいじろうしんくん)との戦いに敗れて石になるところから始まります。

石になって数百年後、悟空と瓜二つな「天命人」が、長老の命を受け、世界に散らばる六つの霊宝を探す旅に出るのが、このゲームの本筋。

主人公「天命人」は、孫悟空を復活されるために必要な霊宝を集めるため、悟空の辿った天竺への旅を追体験していく。

中国神話がベースで、龍や神々が登場するダイナミックな展開となっています。

『黒神話:悟空』はポリコレ拒否したって本当?

ポリコレとは人種や宗教、性別に配慮された表現を目指すことを指します。

『黒神話:悟空』がポリコレを指導する企業の取り組みを拒否したことは事実です。

ただし、『黒神話:悟空』の作品がポリコレに違反しているわけではありません

詳しい事情は、『黒神話:悟空』の制作会社が、ポリコレコンサル企業のコンサル料が10億円かかるために拒否したというだけです。
(参考:Xユーザーの海外営業マンさん投稿より)

そもそもポリコレに違反する作品が、PS5のパッケージ版として発売するわけがありません。

そのため、ユーザーは安心してプレイしてください。

通常のエンディング以外に、真のエンディングもあるの?

あります

条件は、

  • 1、2、3、4章の隠しエリアを攻略
  • 3章のNPC「翠笠武師」イベントをクリア
  • 「顕聖二郎真君」を討伐

参考:神ゲー攻略

となります。

真エンディングは、通常とはまた違うムービーが見れますので、1度楽しめた人はぜひやり込んでみてはいかがでしょうか。

『黒神話:悟空』は死にゲーで難しすぎる?に関するまとめ

今回は、『黒神話:悟空』の悪い点・良い点を詳しく調査させていただきました。

『黒神話:悟空』が難しいとされる意見があるのは事実です。

主な要因として、難易度の設定ができなかったり、ボスが強いといった点が障壁になっている人が多かったです。

ただ、『黒神話:悟空』の難易度は、SEKIROなどのソウル系に比べてもクリア達成率が高いため、難易度的に優しいと考えられます。

また、死んだときのペナルティもなく、心が折れにくい設計になっている点も評価できます。

こうした点から、『黒神話:悟空』は死にゲーで難しすぎるという意見は、個人的には間違っているといえます。

それよりも、バトルアクションの爽快感やゲーム内のグラフィック、高品質なアニメなど、他のゲームにはない魅力が満載。

一度プレイしても、決して損はしない作品になっているといえるでしょう。

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