アマゾンの「代金引換」は、2024年6月6日に廃止されています。
そのため、6月6日以降、自宅にアマゾンから代引き商品が届いた場合、詐欺の可能性が高いです。
なぜ、こうした状況が起こるのでしょうか。
調査してみました。
アマゾンの代引き詐欺はどこまでが怪しい?イレギュラーな代引き商品にご用心
「代金引換」が廃止されたにも関わらず、支払ってしまう人が絶えない原因は、手口が巧妙だから。
具体的には、イレギュラーな事態が発生したから「やむをえず」代引きにしたという手口が急増しています。
結論を言うと、これらの手口は詐欺の可能性が高いため、支払わないようにしましょう。
つまり、いかなる事情があっても、アマゾンからの代引き商品は受けない方が無難です。
調査の結果、現在、アマゾンで「代引きとして送られている事例」をまとめると、
- 注文商品が勝手にキャンセルされ「代引き」として届く
- 配送業センターの不具合により「代引き」で届く
- 販売会社のエラーにより「決済」「配送」ができない理由で「代引き」が届く
上記のような「やむを得ない」状況を報告されると、支払ったほうが良いのかなと思ってしまいますよね。
しかし、これらは詐欺の手口なので、ひっかからないようにしましょう。
実際にxの投稿を見てみると、
Amazonの代引き詐欺って、これも詐欺ですか?どうしたらいいか誰か教えて〜😭😭😭#Amazon#Amazon代引き詐欺 pic.twitter.com/XKW6q08gwX
— いむまる。👾🎮 (@tsubuyaki_aimu) October 1, 2024
上記のような事例が発生しています。
アマゾンの「代引き」商品の送付を防ぐやり方・対策法
一番の方法は、マーケットプレイスの商品を買わないことです。
アマゾンに登録されすれば、誰でも出品できるため、そのシステムを利用して販売している商品がマーケットプライス商品です。
ですが、マーケットプレイスでしか手に入らない・マーケットプレイだと気づかった、といった理由で購入した場合もあるかと思います。
[マーケットプレイで購入してしまった場合の対処法]
- 出荷元がアマゾンに設定されているか確認
- 代引き注文の受け取りは全面的に拒否
- 本人不在に備えて、家族や同居人にも拒否するよう通知
- 途中で詐欺だと気づいても、受け取り拒否は可能
出荷元がアマゾンになっているか確認
マーケットプレイス商品でも、出荷元がAmazonに設定されている販売業者があります。
その場合、販売者が購入者の住所情報を知れないために、代引き詐欺が発生するリスクは低くなります。
とはいえ、出荷元がアマゾンでも、完全に安全な業者とは限りません。
なので、万一のためにもマーケットプレイ商品の購入は、慎重に行う必要があります。
代引き注文の受け取りは全面的に拒否
マーケットプレイスで普通に商品が届く場合は問題ないですが、代引きとして来た場合は拒否しましょう。
実はアマゾン以外にも、代引き詐欺は非常に多いです。
なので、身に覚えのなかったり、イレギュラーな理由での代引き商品は、受け取らないスタンスを堅持すべきです。
引用元:国民生活センター
一時期、代引き商品が届いて、その商品が偽物だったといった代引き詐欺が横行していました。
本人の意思で「代引き」商品を購入していたり、身に覚えのない「代引き」の送り付けなど、手口はさまざまです。
いずれにせよ、「代引き」は時間差があるため、そのラグを巧みに利用して、詐欺を働きやすくなります。
そのため、「代引き」の商品自体を、日ごろから警戒しておく意識は大事だと言えます。
本人不在に備えて、家族や同居人にも拒否するよう通知
「代引き」商品を購入してしまう背景には、本人以外が購入してしまう場合が少なからずあります。
したがって、日ごろから代引き商品には警戒するよう、同居や家族に対しても周知しておく必要があるでしょう。
「対策としては、家族と暮らしている人は代引きの予定を共有しておく、送り主の欄を見て怪しいと思った代引きの荷物はその場で受け取らず、受け取り人に設定されている家族に確認するなど対策が有効です」
引用元:神戸新聞NEXT
消費者センターによると、代引きは家族の買い物や周囲からの贈答品の可能性もあるため、落ち着いて可能性を考えるように、とのこと。
何事も慎重な姿勢で臨む必要があると言えます。
途中で詐欺だと気づいても、受け取り拒否は可能
商品を購入してから、詐欺だと分かった場合、代引きでの受け取りを拒否するだけでオッケーです。
商品は受け取らず無視したまま、心配であれば、消費者センター等に相談してみてください。
引用元: 弁護士JP
怪しい「代引き」商品を支払ってしまった場合の対処法
法律上は、身に覚えのない商品に対して金額を支払った場合、8日以内であればクーリングオフが可能です。
引用元:国民生活センター
ですが、販売業者や出品者と連絡が取れなくなる可能性もあり、その場合、一旦支払った金額を取り戻すのは難しくなります。
また、代引き詐欺については、配達業社が返金に対応することもありません。
引用元:日本郵便
[「代引き」商品を支払ってしまった場合の対処法]
- 購入したECサイトのカスタマーセンターに連絡
- 消費者ホットラインや警察に相談
- 弁護士にお願いして返還を請求
購入したECサイトのカスタマーセンターに連絡
Amazonや楽天などの大手ECサイトで代引き商品の取引をした場合、とりあえず利用したECサイトに報告しましょう!
場合によっては、返金される可能性も全くないわけではないので、一旦聞いてみることをオススメします。
何かしらの救済策があるかもしれません。
消費者ホットラインや警察に相談
ECサイトでは埒が明かない場合、消費者ホットラインや警察に相談してみてください。
「消費者ホットライン」は局番なしの「188」で、繋がります。
引用元:消費者ホットライン188のご案内
音声ガイダンスにしたがって進めると、各都道府県の消費生活センターにつながるようですね。
警察は「#9110」で繋がります。
弁護士にお願いして返還を請求
弁護士に依頼して民事訴訟を起こすのもひとつの手です。
「詐欺サイトから(商品)送られてきた場合は、民事訴訟も視野に入れて弁護士への相談をおすすめします」
引用元:弁護士JP
「すでに支払ってしまった代金の返還を請求したい場合には(中略)弁護士にご相談ください」
引用元:vbest.jp
金額が高額な場合などは、弁護士にお願いするのが良いかもしれませんね。
まとめ
今回は「アマゾンの代引き詐欺はどこまでが怪しい?払ってしまった場合の対処法(Amazonマーケットプレイス通販)」を取り上げました。
代引き詐欺は、年々巧妙化してきたので、基本的には代引き取引自体をやめておいた方が、安全かもしれませんね。
対策としては、本人以外の商品であれば必ず確認をしたり、念のため、購入履歴や販売業者の記録を残しておくのも良いかもしれませんね。
ネット購入のトラブルは絶えませんので、購入者自身が自衛することも必要になってきたと考えられます。
この記事が少しでも読者のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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